Aランク
店を出てウェイスト行きの馬車をサーチする。
到着まではまだ時間がかかりそうだ
「セバスさん王都にはケーキってある?」
「ケーキとはなんでしょうか?」名前が違うのかな?「じゃあ甘い高級なお菓子ってどこで買える?」「ご案内します」
シンプルなデザインの店に入ると甘い匂いが漂ってくる。期待できそうだ。探しているケーキは常温じゃダメだろうからなー。奥に行くと冷気を感じる棚があり、魔導具だろうか?
カットされたケーキが数種類のっているが生クリームは使われていなかった。
「お探しはキャッスルでしたか」
ケーキをキャッスルと言うのか確かにホールケーキだとお城みたいか
おおー 歓声が聞こえてきたのでそっちを見に行くとちょうど店員が貴族風の執事に出来上がったものを見せているようだ。
きた!ショートケーキだ!「セバスさん!あれだよ!白いのがたぶん生クリーム」
鑑定すると原料ミルクとでる。そこは変わらないようだ。店を出てセバスに聞いてみる
「セバスさんミルクってモンスターからドロップしないかな?」「少し調べてまいります」「お願いします。そこら辺で時間潰しているので」
ルルとキックと買い食いタイムだ
おっ?あれはポーションかな?たまたま通りかかった店の中が見えたので覗きに行く。
錬金術用にとりあえずふたつ鑑定しておいた、ポーションは薬草ときれいな水、マジックポーションは魔力草ときれいな水だ
その後もぶらぶらしているとセバスと合流した。
3人に軽く食べてもらっている間に馬車の位置を確認する。もうそろそろウェイストに着きそうだ。「もう少ししたら屋敷に帰るけどいいかな?」皆んな食べながらだったのでうなづいていた。焦らしてごめんね
頃合いを見て王都を歩いて出て人気のない場所から屋敷の裏庭に転移する。馬車はもう到着済みだ。「ルルとキックは一緒にギルドにお願いね。報告しないといけないから」
ギルドへ向かうとガイさんとサラさんが待っていたようだ。「すいません。遅くなりました」「いや、遅くはないんだ。こっちが気になってただけだからな。それよりギルドカード見せてくれるか?」ギルドカードを確認するとガイさんがサラさんに合図をしてギルドの掲示板にプレートを取り付けた。
湖のダンジョン完全攻略
ウェイスト登録 大樹の枝パーティー
プレートに満足したガイさんがにっこりとし
「そしてダンジョン攻略で3人はAランクだ」
「えっよろしいのですか?」
「カイトは無論だが2人もAランクと戦える実力者だ問題無し!」
Aランク冒険者となってしまった。
フェイズさんを追い越してしまったがまぁ問題ないかな?
「急に有名になってしまいましたかね」
「この街じゃ元々有名だったから変わらないぞ」サラさんを見るとうなづいていたのでそういうことらしい。
スキル最大レベル
鑑定
アイテムボックス
聖魔法
木工
剣術
風魔法