撃退
景色が草原に変わって来る頃サーチに20人ほどの集団が引っかかる。盗賊は数人かな?
配置からして前の足止めと両サイドから挟み込みつもりだ。「この先ルルはこっちキックはそっち側を警戒よろしく」
フェイズさん達が前の待ち伏せと戦闘を開始すると左右から火矢を持った数人が出て来る。
領主の馬車の左右にストーンウォールで壁を作りその上に登って「ルルとキック!生かしたまま捕縛!」「はい」「了解」
壁を越える山なりの矢は剣で斬り落とす。
フェイズさんの方はまだ戦闘中か、盗賊で引っかかったのは前方の数人だけだ。ルルとキックの方は終わったみたいなのでフェイズさんの元へ急いだ。
「カイト!気をつけろ元冒険者がいるぞ」
マッチョな剣士が女性をかばい吹っ飛ばされる。ナイフの二刀流と投げナイフ使いか、黒剣で弾いていると
「その腰のもう1本は飾りか?若いの!」
煽られてしまった!領主の馬車は?ルルが到着したのでいいだろうか。黒剣をもう1本取り出し挨拶がわりにスラッシュを2撃、首と足首に飛ばす。慌てて横に飛んで交わした相手に縮地で近づき剣の持ち手部品で背中と首筋を叩く。さらに剣を振ろうとしたが気を失って寝ていたので拘束する。
「お前すごいな。助かったよ」マッチョにお礼を言われフェイズさんの指示を待つ。
「カイト、とりあえずここに集めて来てくれ」「わかりました」後ろの馬車に戻るとルルは領主の馬車の見張り。キックは両サイドの全員をロープで繋げていた。そのままフェイズさんのもとに連れて行く。「フェイズさんこっちはただの人数合わせですね」「どうせ倒れてるそいつらに無理矢理連れてこられたとかそんな感じでしょう」
フェイズさんが領主と話し主だった3人だけ王都に連行することになった。他は今回は領主の温情ということにし解放するらしい。ちなみに押収したアイテムはフェイズさんが管理し3人はこっちの馬車に乗せる。
スキル最大レベル
鑑定
アイテムボックス
聖魔法
木工
剣術
風魔法