緊急依頼
「ただいまー」「カイト様おつかれ様です
サラ様が大変喜んでいましたよ」
届けてくれたのか「よかったです。ありがとうございます」
とりあえず魔法の鞄を今日の分コピーして黒剣を2本ルルに渡す。「鞘を調整するか」
スキルのおかげでルルの両腰にぴったりと黒剣が収まった。「ありがとうございます」
ルルも嬉しそうだ。キックは?椅子で寝ている。「「ただいま戻りました」」セレナとサーシャが返ってきた。外は少し暗くなりはじめている。
「お帰り」セレナは早々とキッチンへと消えて行った。「初日でばたばたして遅くなってしまいました。明日からは問題ないと思います」サーシャが言うなら多分大丈夫だろう。「了解」
「そうだセバスさん、今日北のダンジョンの11〜20階まで攻略してきたんですけど21からの情報って何か知ってます?」
「なんと!1日でそこまで。さすがカイト様です。情報だけですが実質の北の湖のダンジョンは20階までととらえられています。」
「確かにギルドでもそこからは皆んな近づかないって言ってましたけど、理由は?」
「難易度が厳しすぎるからです。確か闇魔法を使う魔物がいて視界を奪われるとか。」
闇魔法かー欲しいなー
「なるほど厳しそうですね。引き返すことも考えておきます」
とりあえず明日の朝はギルドに行くかな。
食後部屋にいるとサーシャが相談があるとやってきた。どうも1日おきにルル、セレナ、サーシャの順でくるみたいだ。まぁ相談ぐらいのるし、最後は満足した顔で帰って行くのでこっちも嬉しくなる。
翌日、ルルとキックとギルドに向かい討伐依頼をチェックする。「おっリザードマンあるね」ガイさんの窓口に行き昨日の魔石とギルドカードを提出する。「この魔石で討伐依頼達成になりますか?」「おお、見慣れてるからわかるぞ大丈夫だ!ん?こっちの魔石は?そうか20階まで降りたか。とりあえずちょっと待ってろ」
金貨の入った袋を渡され、ルルとキックもCランクに上がった。
「いいか?ヤバイと感じたらすぐ撤退しろよ?」もっと下の階のことだろう
「はい。ありがとうございます」
ギルドを出て露店で買い食いしながら受け取った金貨を確認する。確かにダンジョンは稼げるな。これならある程度高い物も売れる訳だがそうなってくると魔石の需要がどこにあるのか気になるな。今度聞いてみるかな?
街を出ようとしたところガイが走ってくる
「カイト緊急依頼だ!西の森でゴブリンの群れが確認された!大樹の村を防衛してくれ」
確か西の森にゴブリンなんていなかったな
「分かりました。これから向かいます」
スキル最大レベル
鑑定
アイテムボックス
聖魔法
木工
剣術