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チームスタンバイ

朝食後セバスにルルとキックの剣術稽古を頼み商館へ向かう。自動ドアかのように中に案内される。

「何か問題でもございましたか?」

「いえ、実は商売でもはじめられたらと思って良い人材がいないかと」

「それはそれは。ではいつもの条件でご案内いたします。少々お待ちください」

しばらくして「お待たせしました」

ブロンドヘアの女性を連れて入ってきた。

鑑定するとサーシャで間違いないようだが特に容姿に問題はなさそうだ

「引き取り手に困らないように感じますが?」「実は」そう言って首元のスカーフを外すと焼けただれた跡がある。戦争に巻き込まれ火矢を受けてしまったらしく、声が出ない。この世界では声が出ないことはかなりマイナスな事らしい。

「なるほど、少し話をしても?」

サーシャと二人きりになり確認してみる

声が戻った場合を仮定してもらい質問に対しYESならうなづいて欲しいと伝える

オークションに参加しアイテムの落札は可能か、アイデアと資金はあるが基本的には販売等は丸投げしたい。最初は露店からでもどんどん拡大していって欲しいが可能か。どちらもYESだった。最後の質問には目を輝かせていた。決定だな。

奴隷商に大金貨1枚を支払い、お礼に招き猫を渡す。どういったものかも一応説明して屋敷に帰る。屋敷の門でセバスに迎えられたがサーシャは驚いているようだ。

食堂に集合しいつもの約束をしてもらう。

サーシャがうなづいたところで

「エクストラヒール!」


「サーシャ、声を出してごらん」

「わかりました。えっ!?」声が出せたこと、喉元に傷跡がないことに涙している。

「ルルとセレナ、部屋を案内したら3人で服屋に行ってきて。」

お金をいくらか渡し裏庭に出て顔を洗う。

もうしばらくは忙しそうだな

日向にアイテムボックスからベットを出し横になる。

いた!

顔に衝撃を受けて目を覚ます。寝てしまったようだが目の前にはキックの腕がある。これか!?

起き上がるとキックも目を覚ました。

俺が気持ちよさそうに寝ていたから真似をしたらしい。クリーンをかけてベットをしまい食堂に戻る。

食堂には美女が3人座っている。まずは鑑定!

名前 サーシャ

カイトの奴隷

種族 人族

性別 女

年齢 20

状態 健康

レベル 3

スキル

算術

交渉術

鑑定2

一応コピーしておくかな?

スキル 算術を取得しました

スキル 交渉術を取得しました

「私はもう二度と声を出すことは出来ないと父から学んだ商売ももう関わることも出来ないと諦めていました。カイト様この御恩 私の全てを持って返させていただきます」

「とっとりあえず皆んなにも自己紹介してもらおうかな?」やはりセバスとは知った仲でセバスがいる事で俺への信頼も増しているようだ。さすがですセバスさん。

「じゃぁ実際にクレープを作るところから見てもらおうか?」

「その調理器具は何でしょうか?」「泡だて器?だったかな?効率良く混ぜられるから早く済むよ」「売れますね」「了解。じゃぁセレナあとは任せたよ」「任されました!」

食堂に戻るとルルとキックがスタンバッている。いい匂いだし仕方ないかな?

チームスタンバイにはいりしばらく待っていると試食会が始まった。

ひと通り食べ終わったところで

「どう?サイズとか中身を変えればターゲットに合わせられると思うけど?」

「はい、必ず成功すると思います。初期費用はどれぐらいでお考えしょうか?」

「この街からはじめるなら最低どれぐらい必要かな?」「露店からでしたら金貨10枚もあれば可能です」その後木工で作った泡だて器、招き猫も合わせて販売していく事とし

大金貨1枚からスタートしてもらうことにした

スキル最大レベル

鑑定

アイテムボックス

聖魔法

木工

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