セバス
商館につくと待っていたかのように扉が開きすぐ奥に案内された。
「ご足労ありがとうございます。早速ですがご説明させていただきます。執事についてですが奴隷の中でもかなり需要がある為、中々手に入らないのものなのですがカイト様ならという人材がおりましたのでお声がけ致しました」
杖をついた義足の男性が連れて来られた。
鑑定!
名前 ザイガー
奴隷(元執事)
種族 人族
性別 男
年齢 51
状態 欠損 後遺症
レベル 42
スキル
剣術4
縮地
隠密
操車
騎乗
掃除
生活魔法
礼儀作法
スキル 縮地を取得しました
スキル 隠密を取得しました
スキル 礼儀作法を取得しました
まずはコピーしておいた。
「やはり身体的に引き取り手がない感じですか?」
「はい、能力的には一級なのですが執事とはそもそも世話役になりますから中々買い手が見つから無かったようです。また前の主人が戦争に参加することになり護衛した結果このように」
「では執事としても優秀だったということですかね 大金貨1枚でどうでしょうか?」
ザイガーの目が一瞬見開く
「カイト様、よろしいのですか?」「ええ、ぜひ」
大金貨1枚を支払い契約を結ぶ
小綺麗な服に着替えて出てくるが執事っぽくはないな
「カイト様 今後も当館のご利用を宜しくお願い致します」
商館を出て、隠密を使う。
「気配は消せますよね?」
路地裏に移動し肩に手を置く。転移!
屋敷に転移する。彼の目は見開いたままだ。屋敷の中に入ると3人が揃っていた。「ただいま」「「おかえりなさいませ」」「おー」
食堂に移動し椅子に座らせる。ルルとセレナに目配せしたあと儀式をはじめる。
「ザイガーさんを治療します」
手をかざし「エクストラヒール!」
真っ白な光に包まれる
「3つ約束してください
裏切らないこと
秘密を許可なく人に話さないこと
死なないこと」
自分の身体を確認したあと涙を流しながら
「この命カイト様に捧げます。生まれ変わったわたくしに新しい名前をいただけないでしょうか?」
それならおきまりだがあれだな「セバス」
「セバスですか、ありがたき幸せ」
まずは冒険者要員ルルとキック、料理人セレナ、執事セバスと役割を伝え各自に自己紹介をしてもらった。
セレナとセバスにも転生者であることを伝える。セレナはあまり状況がわかっていないようだがセバスにはそういう事でこの世界の事を教えて欲しいと伝えた。
その後、食堂で皆んなで昼食をとる
「そうだこれから服を買いに行こうか?セバスさんもそれじゃ執事っぽくないし、寝間着とか?まぁなんでも」
女性陣は時間がかかりそうなので先に行かせることにする。なんだか楽しそうだ。
キックは食後庭で素振りをしている
「セバスさん?この世界には様々な種族がいますがハーフとかも存在しているのですかね?」「おります。ただハーフが生まれることは珍しく稀です」「因みにそういった予防などは?」「主に貴族では魔道具を身につけて、といったところでしょうか。」
サバスさんはこちらが多くを語らずとも答えてくれる
なるほど
夜にルルやセレナが相談があると部屋に来ることがあったが夜は断っていたが不安はどうにかなりそうだ
キックとセバスと服屋に向かい執事服や寝間着、下着などを買い足す。セバスには服屋で着替えてもらった。女性陣はもう少し時間がかかるらしい。武器屋に行きセバスの武器を選ぶ。
「セバスさん得意な武器は?」「レイピアとナイフを使用していました」レイピアとナイフを数本購入し、金貨、銀貨、銅貨の入った袋と一緒にセバスに渡す。「セバスさんは別行動で例の魔道具と街の情報収集を頼むよ」「かしこまりました」
スキル最大レベル
鑑定
アイテムボックス
聖魔法




