セレナ
サーチ冒険者ギルド!
街の中心部にあるな
身体をほぐすためにも通りの店先をのぞきながら向かうことにした
この辺は魚も売り出している
ルルはあきらかに凝視している
うんルル後でね
ギルドにつくと町の2倍ぐらいの大きさがあった。常時依頼を見に行くとここにもヴォルフ討伐が出ている。
受付が複数あるが空いてところを見つけて行くと厳つい男がいる
「すいません、今日ウェイストに来たばかりなのですがヴォルフの素材買取をお願いした場合討伐依頼達成になりますか?」
「おっおお。常時依頼だから討伐達成になるぞ、あとあそこの隅にあるドアが買取倉庫につながっているから行けば買取も依頼報酬も同時にやってくれる」
「ありがとうございます」
隅のドアを開けると体育館みたいに広い
もう体育館と呼ぼう。
中央にヴォルフを20体出して
受付にいきギルドカードを渡す
依頼達成と買取を処理してもらった
とりあえずこれで貴族案件の連絡はこの街に来るだろう
おすすめの宿屋を聞きギルドを出る
露店でまるごと食べれそうな
ししゃももどきを買ってみた。
まさにししゃもや!ルルは?
満足いただいているご様子で。
とりあえず一泊3人部屋をとり食事後すぐに休むことにする。
「あそこに行かなきゃなぁ」
「奴隷商でしょうか?」
「うん」
「よし、明日はルルとキックはどんな店があるか、街の情報収集しておいて はいこれっ」
2人に銀貨を1枚づつ渡す
「明日奴隷商に行ってくる」
朝になり宿屋前で2人と別れる
サーチ奴隷商!
黒っぽい外観の建物にのりこむ
すぐに女性に声を掛けられる
かなり低姿勢だ
「これを預かってきたのですが」
サラさんに用意してもらった手紙をわたす
「少々お待ちください」
しばらくすると奥の個室に案内された
清潔感のあるオールバックの男性が入ってくる
「この度は当商館の不手際によりご迷惑をおかけしました。また被害の拡大を防いでいただき誠にありがとうございました」
予想外に低姿勢できた。よかった。
またルルとキックに関しては、俺の奴隷のままで全く問題無いと言ってもらえた。
何か御礼はできないかと言われたので、奴隷について聞かせてもらった。
奴隷の解放はこの商館でも可能だがそもそも奴隷の主人には奴隷の面倒を見る義務が生じている。解放するということは関係を断つという認識に近く判断は慎重にと説明してもらった。またパーティーを組んでいる話しをするとパーティーで物足りないことなどないかと聞かれたので考えると思い当たる節がある
「今思うところは食事ですかね。」
「なるほど。でしたら料理が得意な人材がいればかなり改善されると思います」
そうなんだよ。料理スキルを上げれば作れるけどそこに時間を取られてしまうという葛藤があった。やはり専門の仲間は欲しい。
「宜しければご案内いたしましょうか?」
「では料理が得意なこと。知識だけでも構わないので身体の状態などは気にしませんのでその条件でお願いします」
一瞬驚いた表情をされたがすぐにわかりましたと準備をしに向かった。
「お待たせしました
では順番に紹介いたします」
5人紹介されたが鑑定した結果
ひとり気になる女性がいた
料理4と上級者レベルの二十代の女性だ
他の街の有名な店舗で調理師として働いていたが店が火事になり大火傷を負ってしまった。怪我のショックもあり働くことも出来ず生活できなくなり奴隷となったそうだ。
「彼女と2人で話しをしても?」
「かしこまりました」
2人になり話しを聞くと火傷により昔のようには動けないこと。また人目が気になりこうなってしまったと正直に話してくれた。
顔の頬にも火傷のあとがある。
容姿は火傷がなければ申し分ないほどだ
傷が治る可能性があればもう一度人生をかけてみるか聞くとチャンスがあるのならと泣いていた
奴隷商と2人になり彼女のことを詳しく聞かせてもらったが事故の前は性格も良く評判も良かったらしいが料理に生きがいを感じていた為アプローチがあっても断っていたそうだ
そこまでの情報を持つこの人はかなりやり手だろう。
他に料理3を持った若い女性もいたのでその2人の値段を聞く
若い女性が大金貨6枚
例の女性は大金貨1枚
よし即決だな
大金貨1枚を支払い契約を結ぶ
鑑定!
名前 セレナ
カイトの奴隷
種族 人族
性別 女
年齢 21
状態 火傷 後遺症 心労
レベル 1
スキル
料理4 掃除3
セレナが着替えて奥の部屋から出てきた
小綺麗な服と顔の火傷を隠すようにスカーフのようなものを巻いている。
これらはサービスしてくれるそうだ
「機会がありましたらまた当館のご利用を
宜しくお願い致します」
スキル 奴隷契約を取得しました
コピーしておいた一応。
会釈してセレナと歩く。
スキル最大レベル
鑑定
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