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2人の理由

数日稽古と依頼を繰り返していた。

2人の剣術は2に上がっている。

朝方目が覚めたので聖魔法を繰り返す

魔力がなくなってきたところで

ルルが起きたようだ。

「ひと通り落ち着いたから今日は二人のことを詳しく聞きたいんだけど いいかな?」

「はい 構いません」

「じゃ 下で食事にしようか」

起きないキックを担いで食堂に行くと

すぐ料理を運んできてくれる。

席につきふと見るとキックはもう食べ始めている

さすがキックだ。

「さすが犬人族代表だな」「おー」

「キックは幸せですね」

ルルと笑いながら食事に手をつける

食事後は、武器屋に頼んでいた鞘を取りに行く。店主の側にいる女性が調整してくれるようだ。

鑑定!

スキル 裁縫を取得しました

スキル 革細工を取得しました


町を出て ひと気のない場所に移動する

ちょうど椅子になりそうな岩が並んでいる場所があった。

「それじゃ2人はどうして森で倒れていたのかな?」

2人とも両親を亡くし奴隷となった。

この辺りではさほど奴隷の扱いは悪くなく

こういった場合は奴隷落ちするか

冒険者で独り立ちするからしい。

ここより東の領主が住む大きな街の奴隷商に売られしばらくして他の2人の奴隷とあの森にある屋敷に売られることとなった。

しかし奴隷商以外での引き渡しは異例で奴隷商人は同行しなかったらしい。またギルドを介さず護衛を雇い森に運ばてれていったらしい。

指定された屋敷は外壁こそしっかりしていたが中の建物はボロボロだったらしい。

さすがに護衛も警戒していたが複数人に囲まれ戦闘になった。入ってきた門は分厚い扉で閉ざされるが他の奴隷がかなり手練れだったようで相手を制圧しかけたそうだ。ところが敵のリーダーと思われる人族が屋敷の扉を開き魔物を解放した。

魔物は全てを敵とみなし相手構わず暴れ出した。最初はこらえていたが毒にあてられるようになると防戦一方になる。すでに屋敷にいた相手は全滅、ところが奴隷のひとりの獣人が血を流しながらも外壁の一点を槍術の突き技で狙い撃ちしルルとキックが通れるほどの穴を開け2人を逃がしてくれた。

キックのあとに続きルルが這い出たあと

魔物の咆哮が響き静まり返ったらしい。

そして森を歩き回っていたところ毒が回りはじめ

気がついたら村のベットだったそうだ。

「じゃあ奴隷商もまだ知らない?」

「多分知らないでしょう。ただ半分は疑っていたようですが」

キックはあたりの大岩をジャンプして駆け回っている。

「話してくれてありがとう。情報をもらいにギルドに向かおうか」

2人に先を行かせ振り向いて周りの大岩を回収する。

2人を追いかけ並んで歩くと

ルルが一瞬振り返るが二度見した。

驚いた表情で俺を見たがすぐいつもの顔に戻った。

スキル最大レベル

鑑定

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