表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/43

第24話 ある異世界勇者と祭のテンプレ

あ、ありがとうございます!!

ブクマ19件も(泣)


テンプレと言われている物を書いてみましたが・・・・・・難しい!

ギャグパート、シリアスは楽しく書けるのですが、考えながらでこの出来です(汗だく


『たいっちゃん!お祭りに行こう。』

隼人がいきなり言い出した。

『祭?王国祭みたいなものか?』

 俺は王国祭を思い浮かべる。王国軍が隊列を組んで城から出発し、皆が歓声をあげ見送る。王国軍は門から出て狩場へ向かい1日かけて狩猟をする。次の日凱旋し、その成果を民に振る舞い、一番大きな獲物は武闘大会の賞品となる。武闘大会はトーナメント方式だ。武器は真剣を使い、相手が降参するか、死・・・・・・

『は~い!それ以上はダメ!R18になっちゃうよ!』と良くわからないことを言って俺の話を遮る隼人


『そ~んな血生臭い事じゃないよ。お祭りってのは女の子が可愛い浴衣を着て、俺達男の子に声をかけて貰うのを待ってる~っていうイベントなんだ。』


『ライアー』呟く女絵里菜である


『嘘を教えない!』二年後女だ


『俺は神輿を担ぐぞ!』亮介だ


『まぁ、と~にかく明日はお祭りね、いいね?たいっちゃん。』

と勝手に決めてとっとと帰ってしまった隼人と亮介


『勇者と祭?』

首を傾げる呟く女絵里菜、何かしっくりこなさそうである。

『勇者と神輿?』

まだしっくり来ないらしい。


『勇者と金魚すくい、なの!』

パァーンと乾いたいい音が響き渡った。

奈菜と呟く女絵里菜のハイタッチだった。


『勇者と輪投げ・・・・・・ふふふ』

なにやらニヤニヤしながら帰って行く呟く女絵里菜。


『太一!明日は迷子にならないでよ!』

まだ根に持つ二年後女も帰った。


『そうと決まれば準備なの!』

と奈菜は走り去って行った。


良くわからんが色々と知っておくべきだし、経験か・・・・・・『風呂に入って寝るか』


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 次の日、太一の家には隼人、美久、絵里菜、奈菜、と何故か夏帆が参加していた。

亮介は「神輿だ!」といって朝から張り切っていて来ない。


 俺は神輿でハッスルしてる亮介や、山車の上で太鼓を叩く賢い少女、女に声をかけていなくなる隼人、友達らしき女に連れ去られた二年後女を堪能した。


ふむ、呟く女と姉上だけになってしまった。


『昔は良く太一の事連れて来てあげたわね・・・・・・』

と懐かしそうに呟く姉上


『そうなのですか。申し訳御座いません。残念ですが私はマルク=カーリンですので。』


『わかってるわよ!あの子すぐにうろちょろするから太一の手を引いてあげてないと迷子になっちゃってね。』


 迷子という単語に般若二年後女が浮かび寒気がした、横を見たら呟く女も身震いしていた。


『あ!金魚すくい。私得意なのよ!太一、やろう。』

と屋台に走っていく姉上、呟く女と俺も続く。


『よーし。メッチャ捕ってやるからね!』

と腕を捲り何やら丸いやつを持ってる姉上

呟く女が説明してくれた。ふむ、この紙を破らずにこの魚をすくい捕ると。


『あ~、破けちゃった。おじさん、もう1回!』

姉上が2つ目の「ポイ」とやらを受け取って再挑戦している。あっ、破けた


『も~、これ破れやすいんじゃないの?』

と言いながら3つ目のポイを受け取って俺に渡す


『はい、あんたもやってごらん』


俺は受け取ってポイを水の中沈める・・・・・・破れた!


『あんた・・・・・・そんな乱暴にやったらそりゃ破れるわよ!』

バカね~と言いながらまた渡された。


 ふむ、この「日本」魔力はないがスキルは発動出来るんだ。俺がビルという高い所から落ちて無傷だったのが証明しているし、〈魔力察知〉も〈気配察知〉も使えたしな。


 俺はスキル〈頑丈〉をポイに発動させた。ふむ、破れない。〈気配察知〉を使って魚の動きを先読みしてすくう。すくいまくる。つまらん。50匹くらいすくった所で屋台の主の親父に声をかけられる

『おい!小僧、お前なんかズルしてねぇか?これはすぐ破れるように出来てるんだぞ!』

とポイを取り上げられた。俺の手から離れたポイは〈頑丈〉が解け普通のポイである。親父が指を押し付けると、破れた。

『くっ、なぁ?僕、五匹くらいでいいよな?こんなに飼えないだろ?』

と何か言っている親父すると姉上が


『ちょっと、おじさん!それはおかしいでしょ!太一はずるなんかしてなかったし、これは全部ちゃんとすくったじゃない!』

と姉上が憤慨している。何か面倒な事になりそうなので親父に五匹貰って姉上を諫めてその場を離れる。


『もう!イラつくわね!あの親父』

怒りがおさまらない姉上に呟く女が何か食べ物を与えていた。姉上は「ありがとう」と言ってそれを食べていた。


 発動しっぱなしだった俺の〈気配察知〉が前からの気配を感知する。姉上に前から来る男2人組がぶつかる。姉上を引っ張りそれを回避すると、呟く女がぶつかった・・・・・・呟く女が食べてたものが1人の男の服にあたった。


『あらら、服汚れちゃったよ』

『あ~あ、どうしてくれるの?』

こういった輩はどこの世界もかわらずいるんだな。と太一は思っていたら姉上が


『ごめんなさい。』と言いながらハンカチで拭いていた。

呟く女が『テンプレ、テンプレ。どうしよう』と呟いている。


 男たちがニヤニヤしながら

『水で洗わなきゃおちないな』

『あっちに水道があるからあっちで拭いてよ』

と言いながら姉上を引っ張って連れていく。呟く女が『テンプレ、テンプレ』とオロオロしているので呟く女の手を引いて姉上を追いかける。


 朝見た神輿を入れてあった倉庫の裏だ。

呟く女にここにいろと言って俺は倉庫にあった二年後女が掃除に使っていた棒を持つ。


『お前ら、姉上から離れろ。』

冷たく呟く俺に対し男たちが

『姉上だってよ!』

『姉上はこれから俺らとお楽しみなんだよ、僕は向こうに行ってな!』と言いながら姉上を引っ張って行く。


『太一、大丈夫だから。人を呼んで来て。』

と泣きそうな姉上を見て俺はちょっとだけキレてしまう。


『いいか、お前達。その女は俺の大事な人(姉上)だ。今すぐ離さないと本気で行くぞ?』

『だ、大事な人?!た、太一、私はお姉ちゃんよ!』

よほど怖かったのだろう姉上はだいぶ狼狽している。


『ふーん、ガキがいい加減にしないと殴っちゃうよ?』

『うん、むかつくな!』

と姉上を離しこっちに向かってくる男達。

『太一!逃げて!!』


 俺は〈気配察知〉で1人目の男の右拳を半身になってかわすと、そのまま掃除棒を右腕に降り下ろす。2人目が左後ろから蹴りをしてくるのを察知、降り下ろした掃除棒をそのままの勢いで半回転しながら左切り上げで胴を打つ。左切り上げから袈裟斬りでトドメをさす。また半回転して右腕を押さえて座り込んでる男に向かって切り下ろす。


『姉上、私がついていながら恐い思いをさせてしまい、申し訳ございませんでした。』と方膝を着き謝罪をする。


『ぁ、あ、』と姉上は声にならない声を、よほど怖かったのだろう。申し訳ない事をしたな


『強いし、カッコいい・・・・・・、ハッ!そ、そうよ!アンタ勇者なんでしょ!もっと早く助けなさいよね!』

『はい、すみませんでした。』

と頭を下げておく。

するといつの間にか呟く女も近くに来ていて姉上に

『あの、私が、ごめんなさい・・・・・・』

呟いている。

『いいのよ、絵里菜ちゃん。太一が助けてくれたしね。』


『こ、これからもちゃんと私を助けなさいよね!』

と姉上が命令する。

『はい、お任せください』と言っておこう




呟く女が何か呟いている

『勇者、実姉にフラグ

釘宮教信者なので「ツンデレ」を描きたいのですが・・・・・・やっぱり姉は良くないかなぁ~と思う今日この頃です。 学園生活始まれば同級生に作れるかな


読んで頂きましてありがとうございます。

ブクマ頂けて本当にありがとうございます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ