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第0話 ある少年と異世界勇者・・・
東京在住の中学2年生の少年はそある日
ビルの屋上から飛び降りてしまう。
その少年の飛び降りとある異世界勇者の死亡タイミングがピッタリあってしまい、
飛び降りた少年の魂は落下中に抜け出てしまい、戦いのない平和の世を望む勇者の魂が
その少年に入り込んでしまう。
普通ならビル15階地上から45ｍほどの高さから落下した人間の体は落ちた衝撃に耐えられる筈もなく、見るのも表現するのもおぞましい状態になる筈であったのだが、魂が入り込んでしまい、少年ではなくなった勇者の<スキル>等により、おぞましい状態にならずに着地時を見ていた者がいたのならば グチャやビチャなどという擬音を想像し目を背けたであろう。
しかしそれを目に耳にする事はなくズドン、という衝撃だけで少年？勇者？は地面に横たわり意識を飛ばしていた。
やがてサイレンの音が響き渡る。
