第18話 ある現代の異世界勇者
またまたブックマークを1件頂きました!本当にありがとうございます!
これからも一生懸命書きますのでできれば末長いお付き合いをよろしくお願いいたします。
シリアスやっと終えられました・・・・・・また駆け足気味で申し訳ございません。。。
太一家に戻った3人が見たのはベッドで南無って・・・いや眠っている太一だった。
隼人は自分のせいかと動揺したが奈菜の説明により一安心する。
『ところで、エリリンな~んで白衣なんか着てるの?』
ハッ!とした絵里奈はすぐに白衣を脱ぎ、それを丸めて窓を開けて投球フォームを繰り出す。
片足を上空に真っ直ぐ上げそこで空気を蹴って真空状態を作り、筒状になった真空の中をただ真っ直ぐに通す。そうだ!「〇夢スペシャル3号 サンダーバキュームボール」である!
絵里奈は外に向かって全力で「サンダー〇キュームボール」を放った。いつの間にかキャッチャーミットを持った奈菜が外にいる。絵里奈の放ったボールは真っ直ぐに奈菜の構えたミットに突き刺さる。 結城家のスピードガンでは時速256kmだ!!
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「サンダーバキュー〇ボール」がわからない良い子達はお父さんに聞いてみよう!
絵里奈はそっと窓を閉め隼人に向き直り
『白衣って?』
『な、なんでもないよ~、エリリン!』
そうだ!彼女は初めから白衣など着ていなかった。間違いない。
そんななか太一が目を覚ました。
『おっはよ~、たいっちゃん!いい夢みれたかな~』
と隼人が太一の傍まで行き声をかけた
『東條 隼人・・・・・・』
『だ~め、だめ、全然だめ。たいっちゃん。俺の事は隼人って呼ぶこと。いいね?』
『うむ、わかった隼人、しかしいいのか?先程も言ったが俺はお前の知る結城 太一ではないのだぞ?』
太一の言葉に隼人は頷く。
『むか~しね、ある人に言われたんだ。「まだ友達じゃないかもしれないけど、これから友達になれるかもしれないだろ?」って、その人は俺に色々大事な物を与えてくれたんだ。その人は俺の大切な人だから俺もその人がしてくれたように、マルクをひとりにはしないよ~ん。』
『そうか・・・・・・すまない、隼人。俺がこれから「日本」で生きていくためには隼人の力が必要だ。助かる、これからよろしく頼む。』
と手を差し出して隼人とガッチリ握手をする。
『私はもう太一に巻き込まれたようなもんだし?しょうがないから面倒みてあげるわよ。』
美久が握手した手の上に自分の手を乗せる
『俺はよくわからん!太一は太一だろう?』
と言いながら美久の手の上に亮介が手を乗せる
『わたしは、今の結城君にも興味がある。』
少し意味深な発言をしながら絵里奈も手を乗せる
『よかったの!これからもお兄ちゃんをお願いしますなの!』
いつの間にか戻っている奈菜がみんなの手の塊を上下から両手で包み込む
『この「日本」という世界で大切な仲間に出会えた太一。
このあとも色々な困難が彼らを襲うだろう。
だが彼らは仲間とともにならそれを乗り越えていける。
さぁ!俺たちの冒険はこれからだ!』
というナレーションを勝手に入れているのはいつからそこにいたのか将太である。
奈菜は将太にツカツカと近づいてボディーブローを叩き込み、屈んだ将太をクルクルと丸めるとシュート態勢に入る。美久がそっと動き窓を開ける・・・・・・
奈菜は大きく振り上げた足を一気に振り下ろすがそのつま先は地面を蹴ってしまう。
いや、わざとだ。地面をわざと蹴る事により反動をつけてシュートの威力をますあのシュート「雷獣〇ュート」だった!
しかし、その前に絵里奈が立ちふさがる。奈菜のシュートをシュートで撃ち返す!
「反動蹴〇迅砲」だ!
『見えた!美しいみごとな龍だ!』
と満足げな絵里奈
絵里奈に弾かれたボールは龍が天に帰るかの如く天空に消えていった。
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反動蹴速迅砲はゆー〇ゅーぶという動画サイトのJリーグ公式チャンネルで元日本代表選手の中村憲剛選手と大久保嘉人選手がやっていますので興味があったら見てください!
『はぁ・・・・・・この家にいると真面目な話が出来ないのかしら?』
とため息を大きくつく美久
『とにかく!お前たちの協力に感謝をする。何もわからないからよろしく頼むぞ!』
と上から目線の太一だ。
『・・・・・・太一。教えてもらうのに態度大きすぎない?』
と美久がちょっとイラっとしたようだ。
『おい、2年後女。お前は14であろう?俺は25歳なのだ。そして勇者でもある。しかたあるまい』
『ちょ・・・・・・!2年後いうなって言ってるでしょう!バカ太一!』
隼人が興味津々で入ってくる
『え?なにな~に?2年後女ってどうゆう事?たいっちゃん。』
『ああ、こいつが2年後に俺の室・・・・・・妻ってことだな。それになりたいって言っておるからな、ただ14では俺の食指も動かないしメーディスでは女は結婚が16からだったからな。であれば、2年後女に2年後ならば妻にしてやろうということだ。』
『あはは~♪それはおもしろいね!ミクちゃんはたいっちゃんがやっぱすきだったの?』
『太一、隼人くん・・・・・・これ以上続けたら私ちょっとだけおこっちゃうかな?』
美久の黒髪が一瞬金髪になったり黒髪になったりして美久の周りの瓦礫が持ち上がっている。「クリ〇ンのことか~!」と怒る前に謝ったほうが懸命であろう。
『まった~、ミクちゃん!ごめん謝るからスーパーミクちゃんにはならないで!』
はぁ~と大きなため息をついて美久は深呼吸をする。落ち着いたようだ。
『わたし、結城君・・・・・・マルク=カーリンに興味がある。聞かせて』
と絵里奈が言う
『勇者の話!?』
亮介は前のめりだ!
『おお~いいね~。これからのたいっちゃんを知るためにもちょっと聞いておいた方がいいかな~って。俺もおもうな~』
『そうね・・・・・・貴方がどんな人生を送ってきたらこんな失礼な奴になるのかしりたいわ・・・・・・』
美久が怖い・・・・・・
『奈菜も聞きたいの!』
『そうか、確かにそうだな。メーディス大陸とここ「日本」の関係もわかるかもしれんしな。では、少しだけ話してやろう。』
『結城君・・・・・・しっかり聞きたいから生い立ちから順番に話して』
『長くなりそ~だね~、たいっちゃん今日は適当な切りがいい所までで』
『ああ・・・・・・わかった。俺はメーディス大陸のロキソニア王国のボルタニアという街で生まれた。』
とマルク=カーリンは話し始めた。
扉の外には夏帆、将太、弘子が座布団を敷いて聞き耳を立てていた・・・・・・
次回回想パートに入ります!
真面目に書くつもりですが結構俺TUEEEになってしまっております。
読者様が離れなければいいなぁ・・・・・・
読んで頂きありがとうございます。回想パートも頑張りますのでよろしくお願いいたします!




