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第15話 ある異世界勇者と友人達

ブックマークが増えました!!自分読み専門で良く読んでた作品は開きっぱだったのでブクマしてなかったのですが、ブクマが増えるとこんなに嬉しいとは知らずに・・・・・・あの作品とあの作品と・・・・・・

一気読みした作品ほぼブクマしてなかったぁぁぁ~!すみませんでした;;

 

 その日奈菜の呼びかけで結城家に太一の友人達が集まった。

美久の家へ一度集まりみんなで来たらしい。

友人達は太一の両親に挨拶をし、太一の部屋へやってきた。

今太一の部屋には太一、奈菜、美久、隼人、絵里奈、亮介の6人である。

まずは太一が声をかける

『みんな、心配かけて悪かった。美久から聞いたと思うが身体の方はなんともない。』


『たいっちゃん!良かったね~。マジ聞いたときビビったよ!でも無事で何よりだね!』

「東條 隼人」 太一とは小学校3年の頃出会う。イケメンでスポーツも万能、女の子にモテるが彼女無し、学力は並で母子家庭、母親は将太の会社のパート事務員だ


『結城君・・・・・・二度とこんな真似したらダメ。でも無事で良かった。本当に。』

「平田 絵里奈」 太一よりも背が小さい135cm 人見知り、というか彼女の持つ病気「サヴァン症候群」通称カメラアイ(見た物を写真のように記憶してしまう)というらしいが、それのおかげで小学校時いじめられ少し対人恐怖症である。極度に緊張するとパニックになる。実家は新潟で中学入学時に叔母の家からこの学校に通い始めたらしい。期末考査で学年1位だ。


『太一!良かった!なによりだ!』

「坂上 亮太」 剣道を小さいころからやっている。太一とは中学校からだが1年生体育の時間に剣道があり、亮太と太一はいい勝負をしたのである。それから太一を気に入りずっと剣道部に勧誘している。熱血で正義感は強い。太一をいじめられてるところを偶然見てそいつらを叩きのめしている。が それが原因で更なるイジメが起きたのを彼は知らない。学力は並


『太一、一晩寝てどう?どこか違和感とかはない?』

美久である。


『ああ、どこも痛くないし、平気だ。』

太一が言うと美久もホッとする。


『さて、みんなに集まってもらったのは俺の現状を知ってもらうためだ。』


事情をしっかり聞いていない3人隼人、絵里奈、亮太はどうゆうことだ?と首をかしげている。


『まず最初に、俺は結城 太一ではない。俺はここではない世界の「メーディス大陸」という所にある「ロキソニア王国、南部防衛街ボルタニア辺境伯爵」で大陸から選ばれた勇者であった』


『は?たいっちゃん、どうしちゃったの?』

『結城君・・・・・・』

『勇者?!』

動揺を隠せない3人。当たり前であろう


『何をいってるんだ?と思うかもしれないが、事実なんだ。俺は勇者として魔王と戦い、その戦いに敗れ、そして死んだ。しかし気が付いたらこの身体で病院で目を覚ましたのだ。』


『そ、それじゃあ!たいっちゃんは?どうゆう事なの?』

『解離性性同一性障害・・・・・・?』

『魔王?!』


『結城 太一の魂・・・・・・というか人格といえばいいのか、実のところ俺にもわからない。もしかしたらこの身体の中で眠っているのかもしれないし、もう死んでしまったかもしれない。』


『は?死んだ?!意味がわからないよ?たいっちゃん!今目の前にいるじゃんかよ!』

『多重人格症・・・・・・』

『太一の魂?』


『本当に申し訳ないが俺にもわからないのだ。何故この「日本」という国で「結城 太一」という人間の身体で目を覚ましたのか。そして「結城 太一」の友人であったというお前たちの事も・・・・・・』


『たいっちゃん・・・・・・?嘘だろ?そんなドッキリいらないよ・・・・・・あぁ!わかった。なんで奈菜ちゃんまでいるのか。あはは!そうか~ミクちゃんまで一緒になっちゃって・・・・・・いくら俺がバカでもさ、ついていい嘘とダメな嘘があるよ~?俺、本気で怒っちゃうところだったよ~♪』


美久が何か言いかけたが太一が手で制す


『東條 隼人、すまない。お前の友人を奪ってしまった・・・・・・という形になるのか、だが嘘ではなく本当なんだ。だが・・・・・・』


『たいっちゃん・・・・・・?なにその・・・・・・』


『東條 隼人・・・・・・だがな・・・・・・』


『なんだその呼び方は~~!!ふざけるな!!たいっちゃん!今まで通りに呼べよ!!』


『とうじょ・・・』


バキッ!

隼人の右腕が太一を振りぬく


『うぅ・・・・・・なんなんだよ!くそ!なんなんだ!』

嗚咽まじりに隼人が嘆く


『すまない。東條 隼人、全て記憶がないんだ。お前とは9歳の頃に出会ったらしいな。』


『くっ!ふざけるな!』

バキッ!

『何が出会ったらしいだ?忘れたのかよ!俺がいつも母さんの帰りを一人で待っているとき!』

ドスッ!

『たいっちゃんが!声をかけてくれて、たいっちゃんの家でごはん食べて!』

ドゴッ!

『たいっちゃんが!!僕たちは友達だよ、隼人はひとりじゃないって!』

バキッ!

『隼人を一人にしないって言ったのは!たいっちゃんだろうが!!』


隼人は立ち上がり右の拳から血を垂らしながら部屋を飛び出ていく。

それを追いかけるように美久も飛び出ていった。


太一の顔は腫れ上がり目は腫れでつぶれている。


『結城君・・・・・・』

心配そうに太一に駆け寄る絵里奈




亮介はオロオロした後に隼人を追う方に決めたみたいだ。部屋を飛び出ていった。


「評価ブクマが活力になる」と よくあとがきで見ましたがそれは本当でした!!

これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!

増えた~♪してくださった方ありがとうございます<(_ _)>

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