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掌編小説集4 (151話~200話)

強風

作者: 蹴沢缶九郎

今日は風が強い。木の枝も強風に揺らされ、マンションのベランダに干されている洗濯物もバタバタと今にも飛ばされそうになっている。砂ぼこりが舞い、まともに目を開けているのも大変で、車道には右往左往する空き缶が転がっている。


信号待ちでふと目にとまった「新台入荷」と書かれたパチンコ店の広告旗を見て、強風の日にあいつらも大変だなとどうでもいい事を考える。


信号が青に変わり、歩き出したその時、進行を妨げるように前から吹いてきた突風に煽られた俺の影が地面からペラリとめくれ上がり、風に乗って飛ばされていった…。

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