表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/67

次こそ本番だ

 (照明球)に照らされた暗い迷宮の通路を進む。もうすぐ十一階層、中層にたどり着く。


 バラックから指導を受けてから十二日ぐらいが過ぎている。


 上層は殆ど魔物が居ないので体力がある限り進む事ができた、あんまりに稼ぎにならないので困ったぐらいだ。


 しかし、上層の探索では普通の鉱石を探すための魔術と地図の見かたに書き方の練習が中心になっていて、稼ぎが少ないものの全く無駄にはならなかった。


 鉱石探しの魔術は前世で電磁波を使って鉱石を捜す魔術を誰かがプランマ王国の依頼で作っていたのを思い出し、自分で工夫して作り、迷宮で改良しながら完成させる。


 地図の方は書くのは自分用ならマシになったというレベルでとても人には見せられないし使えないだろう、売っている地図と比べるとその精度の差が明確に出る。


 地図の見かたについてはバラックに教えられたようにして、それでも迷いそうな時は光核を使い目印にする。


 光核は魔核に聖属性の魔法使いが力を込めた物で、ただ光るだけで効果が無くなると光核は消えて無くなる、魔核のランク、魔法使いの技量によって光量、持続時間などが変わってくる。

 迷宮探索用は基本的には未熟な聖属性の魔法使いがランクの低い魔核を小石サイズに砕いた物で作られ、照明用としては光量が少ないく使われている事は無い。


 そんな感じで上層での探索は迷宮探索の練習をしているだけの感じがしたが何も無かったわけではない。


 上層での探索で餓死しただろうガリガリの遺体と血の付いた探索者の装備等が落ちていたのを見つけた。


 各階層の全体地図を作るために、くまなく迷宮を歩いているので見つけることが出来たんだろう、地図で位置を見ても迷宮の端の方で下へ続く階段とは離れていた。


 ガリガリの餓死したと思われる遺体は四体、服以外の装備品等と遺髪を魔法の鞄マジックバックに収納して、遺体は穴を掘り埋めることにした。

 ―――――遺体はいずれ魔素に分解されるだろうが野晒しにするのは嫌だからな。


 血の付いた装備品の方は多分だがパーティで、理由は分からないがお互い争い合ったんだろう、水袋が無く、食料を入れるような袋などが散乱している。おそらくだが生き残った探索者が持っていたんだろう。

 それからは遺体も落ちている装備品などは見かけなかった。生き残ったであろう探索者が地上に戻れたのか途中で死んでしまったのかは分からない。

 四人分の装備だと思うが魔法の鞄マジックバックに全部、収納して持って行くことにした。


 どちらも別々にリディアの迷宮に潜った日に見つけた為、全部、装備品等を持って帰ることが出来た。


 持ち帰った装備品等は冒険者ギルドに遺族に返せるようなら返してやって欲しいと頼んだ。

 幸いなのかギルドカードが有るのでシビアに遺族がいると何とかなりそうなので良かった。


 しかし、探索者ギルドでも冒険者ギルドでも装備品等を売らずに遺族に渡すと説明した時は胡散臭い顔をされた。


 ギルドカードと遺髪ぐらいなら偶にあるが、装備品等を売らずに渡すことは殆ど無いらしい。


 それと血の付いた装備品に関しては、俺の事は秘密にしてもらう用のした。

 下手に俺が持ってきたと分かれば、パーティメンバーを殺した罪を擦り付けられるかもしれないからだ、遺体が魔素に分解されるほど放置されていたんだから時期的に合わないと説明できるが問題は少ない方が良い。


 それから縄張りを荒らしたとして探索者たちと戦闘になりかけたこともあった。


 あれは第七階層だった、鉱石探索用の魔術を使い、ようやく鉱石が埋まっているだろうポイントを見つけて採掘している時のことだ。


 本当なら魔術で爆破でもして一気に採掘していきたいが、爆破の振動が結界を張っていても地面、壁を介して周りに伝わり、目立つのでツルハシで採掘していく。


 上層で出てくる鉱石は鉄鉱石のみで、掘り出した鉄鉱石を魔法の鞄マジックバックに詰めながら採掘を続けていると、感知結界が反応して何かが速いスピードで近づいてくる。


 ツルハシを放し、槍を構えて身体強化を使い臨戦態勢に移る。


 最初に近づいて来るのは男だ、格好から足音が小さく音が鳴るような金属製の装備は付けていない、おそらくスカウト、他にも四人ほど反応が有ったので全員で五人。

 

 スカウトの男は顔が見える距離まで近づいて来ると止まり、険しい顔で怒鳴ってくる。


「てめぇ、此処で何していやがる!」


 俺にとって男の行動は予想外だった。俺は男が探索者を狙って襲う迷宮盗賊の類だと思っていたのだ、それが何故か男に怒られるという理解できない状態だ。


 今いる場所で鉱石を採掘している事で怒っている事は分かるが何故怒られるのかの理由が分からない、俺としては何も罰せられる事はしていないと思っているので正直に鉱石を採掘していると答えるしかない。


「何してるって、鉄鉱石を掘ってるんです」


「ふざけるな!ここは〈勇猛の穴熊〉の縄張りだぞ!てめぇ喧嘩売ってるのか!」


 後からクランの名前だと分かったが最初に〈勇猛の穴熊〉と名乗られた時はクランの名前かパーティの名前か分からず、何というか勇ましんだか慎重なのか分からない名前だなと思い、 そして、どう対応すればいいか悩んだ。


 この時は縄張りと言われても意味が分からなかったからだ。


「縄張りて何ですか聞いた事がありませんよ」


「ふざけんなよ、知らねーなら、ただで済むと思ってんのか」


 スカウトの男が短剣を抜いて構える。


 そこから、こっちも戦闘に意識を変える。初めから槍を構えていたが迷宮でいきなり走って近づいて来たので武器を構えても、こちらは悪くは無い警戒して当然だからだ。

 

 しかし、向こうはいきなり近づいて来て、碌に説明せずに怒り、武器を構える十分な敵対行為だ。殺める事に躊躇いはない、話している間に五人全員を一辺に殺す魔術をいつでも放てるように準備も済んでいる。


 これで後から来た四人も話が通じないようなら迷宮盗賊として排除するつもりだった。


「デデズ、何してる武器を戻せ!」


「ノーラム、こいつが俺たちの縄張りを荒らしてるんだぞ黙ってろて言うつもりか!」


「俺がそいつと話す、武器を戻して下がってろ」


「チッ、分かったよ」


 スカウトの男―――デデズは舌打ちをしながらも、しぶしぶ下がり、入れ替わりでノーラムと呼ばれた男が前に出てくる。


 前衛を務めているのか金属製の防具に盾、武器は戦槌だ。 剣じゃないのは珍しい。


「ウチのメンバーが悪かった。俺はクラン〈勇猛の穴熊〉のノーラムだ、お前は」


 ノーラムが話しかけてくる。武器は手に持っていないが盾を持ち、何時でも防げるようにしている。


 槍を構えてる俺を警戒しているが、敵意を無いことを証明したいから武器を手に持たないようにしているだろう。


「コウセルです」


 名前を偽ろうと考えたが後ろめたい事は無いので正直に名前を明かす。


「そうか。コウセル、悪いが槍を構えるのを辞めてくれ話がしたい」


「・・・分かりました」


 素直に槍を構えるのは辞めたが魔術は待機させたままだ。まだ彼らを信じられないからな。


「コウセル、ここで鉄鉱石を掘ってるが、ここが〈勇猛の穴熊〉の縄張りとは知らないんだな」


「知りません。そもそも俺は迷宮内に誰かの縄張りがあるということ自体知りませんでした。冒険者ギルドで雇った指導役の探索者に色々と話を聞きましたけど、縄張りがあるとか言っていませんよ」


 バラックから聞いた話は酒場と花街が中心だったが、指導役として迷宮のルールや暗黙の了解を話さないのはおかしい。

 

「それは知らなかったんだろう、指導役の探索者はクランに所属していないし、迷宮探索は引退しているからな。コウセル、此処まで来たんだ、今の上層の状態は分かるよな」


「魔物が枯れている事ですか?」


「そうだ、そのせいで中層で活動できない探索者はかなり困っている。赤の他人なら俺たちも、ほっとくがそれがクランの仲間だと話は別だ、助けてやらないといけない」


 良い話に聞こえるが、それだけじゃないだろうな。それに今のところ縄張りの事とは関係ない。


 デデズと呼ばれた男以外のメンバーがうれしそうな顔をしている、おそらく上層で活動している〈勇猛の穴熊〉の探索者なんだろう。お前ら少し考えが単純すぎないか。

 

 考え方が捻くれてるかもしれないが他にも思惑がありそうだ。


「魔物は動き回るが、鉱石が取れるポイントは殆ど変わらないからな、クランで集めた情報を使って鉱石を効率良く取れるルートを作って、クランの、迷宮の上層で活動しているメンバーに教えてクランとして動くようにしたんだ」


 なんか良い事、聞けたぞ。今度からは掘った場所を地図に印をつけていこう。これで鉱石を掘るのが楽になる。


 けど、今までは同じようなことはしてなかったんだな。まあ、鉄鉱石は単価が安いからな鉄鉱石より魔物を狩って魔核を取る方が稼ぎが良いんだろうな。 


「けど、他のクランも同じ事を初めてな、他のクランが作ったルートと重なる所が多くてな」


 迷宮も広いが限られた空間だからな、ルートが重なるのは仕方がないだろう。

 

「最初は鉄鉱石が取れなくても仕方がないで済ましてたんだが、そのうち全く鉄鉱石が取れないクランが出てきて、そのクランが自分たちの作ったルートの採掘ポイントで鉄鉱石を掘ってる他のクランのパーティを見つけると怒り出してな喧嘩になったんだ」


 その喧嘩を吹っ掛けたクランは〈勇猛の穴熊〉じゃないのか、デデズが俺に喧嘩を売って来たぞ。


 顔に喧嘩を起こしたクランが〈勇猛の穴熊〉じゃないかと疑いが浮かんでいたのか「俺たちじゃないぞ」とノーラムに言われてしまった。


「まあ、その時は喧嘩だけで済んだんだが、次は殺し合いになるかもしれねー。それに不満に思っているのが、かなりの数いることが分かってな、各クランのクランマスターが話し合いをする事になって、その話し合いで各クランの上層の情報を持ち合って縄張りを決める事にしたんだ」


「それはクランの間の決め事ですよね。クランに加入していない俺は関係ないじゃないですか」


「まあ、そうだな」


 あれ、そこは素直に認めるんだな、意外だ。


「おい、ノーラム」


「分かってるよ。―――けどなクランに加入していないから採掘してもいいてなると、クランに加入してないと言って他のクランの奴がこっちの縄張りを荒らしにくる。だから縄張りで採掘する事を許す訳にはいかねーんだ」


 かなり、勝手な言い分だ。これでは上層で活動している探索者は魔物が枯れているので金を稼ぐ方法が無い。


「それは随分、理不尽じゃないですか。クランに加入していない俺みたいな探索者は採掘できない、魔物も居ない、金を稼ぐ方法が無いですよ」


「どこかのクランに入ればいい。何ならウチのクランに入らないか、コウセル」


 クランに加入する? 勘弁してくれ、出来る限り自由に動きたいのにクランに加入すればクランの規則に縛られることになる、それにクランの上位者の命令は聞かないといけないだろう便利に使われるのが目に見える。


 大概の探索者はクランの協定によりできた縄張りのせいでクランに加入せざる負えなくなっているんだろうな。


「お断りします。自由にやりたいから一人で動いてるんです。クランに入ればクランの命令には従わないといけなくなるじゃないですか」


「そうだな、そうなるな。―――断られたんじゃ仕方がない。コウセル、言ってる事が理不尽だっていうのは分かってるが止める、つもりは無い」


「上層の人を中層に連れて行こうとは思わなかったですか」


「中層はDランクの魔物中心でCランクも出て来て危険だ、上層で活動してる奴らを全員、中層には行かせられない、中層で活動しているパーティに同行させようにも全員は無理だ」


「迷宮の外で働かせようとは思わなかったですか」


「―――迷宮を離れると勘が鈍る、クランとしてはそれは避けたい」


 顔を歪めているし、答えるの少し詰まった。本音は別のところ有る、多分・・・・


「クランの為ですか」


「そうだ。下の奴らを見捨てる訳にはいかない」


 返答が変だが、後ろに居る三人に悟らせない為かな。


 探索者になる理由は様々だろう、憧れ、名誉を得る手段として選んだ人もいるだろう。けど、生きる為、金を稼ぐ手段として選んだ人も居る筈だ。

 そんな人が迷宮に潜るよりも、他の仕事をした方が多く簡単に金を稼ぐ事が出来るなら、探索者を止める人も出てくるだろう。

 もし一つのクランの加入者が大量に辞めていけば、そのクランの規模は縮小していく事になる。


 予想になるが、各クランはクランの規模が縮小するのを嫌がって、探索者を辞めさせないように色々と対策を取ったはずだ。その対策の一つが鉄鉱石を効率良く採掘できるルートだろう。


 けど、鉄鉱石を効率良く採掘できるルートの方で問題が起きた。ノーラムが言っていた迷宮内での喧嘩だ。

 人死には出なかったが、出ていればクラン間での抗争になっていたかもしれない。メンバーを殺された方のクランはどんな理由があれ報復しないといけなくなる。

 クランに力が無いと噂が流れれば、クランに加入してくる人が少なくなるだろうし、何かあっても助けてくれないとクランのメンバーに思われれば、クランを脱退を申し出てくる人が出てくるかもしれない。

 そうなればクランが大きくならないし、縮小することになるが。だからと言って報復をすればクラン間の抗争になり双方のクランの規模が縮小することになる。

 それを防ぐためにクラン間で話し合い、縄張りを決める事にした。という所だろ、こっちには迷惑な話だ。


「コウセル、クランに入らないなら上層で鉄鉱石を採掘するのは辞めておけ、鉱石が取れる所はどこかのクランの縄張りになってる。俺たちは話し合いで済ましたが直接、排除しようとする連中も居るだろう。それに逃げられたとしても、その縄張りのクランがお前を追うことになる」


 クラン間の協定を維持する為に荒らす奴を粛正するて所かな。縄張りの事を知らなければ色々と面倒な事になっていたかもしれないな。


「分かりました、上層では採掘はしないようにしますが、まさか中層は縄張りなんてありませんよね」


「中層には縄張りは無い、中層ではリディア鉱石が取れるからクランが縄張りを作れば商業ギルドを敵に回しかねない」


 商業ギルド? 何で商業ギルドが出てくるんだ。考えられるのは迷宮で取れる資源についてだと思うが。全クランは何処か一つの商会としか取引していないのかな。


「どうして、商業ギルドがが出てくるんですか?」


「それは、大体のクランはお得意さんの商会があるからな、縄張りなんか作ると資源を一部が独占するから、それを防ぐためだ。だから中層では縄張りは無い」


 やっぱり、そうか。まあ、鉄鉱石はあまり儲けにならないから無視しているんだろう、鉄の鉱山見つけて掘ったほうが効率も良いからな。

 それに比べてリディア鉱石の様な魔力の宿った鉱石、魔力鉱石の鉱山は魔物の生息地帯に多いので採掘、製錬するための施設、抗夫が住む為の建物を建てるのに多くの労力と時間、金が必要になってくる。

 そういう理由から細々ではあるが迷宮で取れた魔力鉱石の類は貴重だ、独占すれば大きな利益を得られるだろう。魔力鉱石の価値は前世と変わっていないみたいだ。


「そうですか。縄張りについては分かりましたが、他に何か暗黙の了解みたいのは有りますか」


「いや、特には無い。今回は色々と事情があるから縄張りが出来ただけで、上層の魔物数が戻ってくれば縄張りの話も無くなる。いつまでも縄張りと主張していると貴族達が何か言ってくるからな」


 どうだろうな、大きくなくとも利益になる事だ、貴族が文句を言って来るまで縄張りは無くならないだろうな。

 

「分かりました。そろそろ移動をしようと思うんですが、俺が採掘した鉄鉱石はどうします。一応〈勇猛の穴熊〉の縄張りで採掘したものですが」


 置いて行けと言われたら、どうしようかな殴り飛ばすのは簡単だが遺恨が残る。だからと言って殺めるとかは無しにしたい。


「今回は良い、採掘したのは持って行け」


「おい、ノーラム、今回の成果が少なくなるぞ」


 ノーラムは良いと言ったがデデズは反対の様だな、成果が減るのが嫌なのは分かるが奪い取るつもりか。そうなれば本当に困るんだがな。


「デデズ。俺達は探索者だ、他人の成果を奪うならそれは迷宮盗賊だ、俺たちのする事じゃないだろう」


「けどよ」


「分かってる、見逃すのは今回だけだ、責任は俺が持つ」


「分かった好きにしろよ」


 デデズは最後まで渋っていたが、ノーラムが責任を取る事で渋々納得した下がる。

 

 よかった、これで面倒な事にはならないな。


「コウセル、聞いての通りだ、俺達が理不尽な事を言ってるのは分かってるから、今回は見逃すが次は無いぞ、分かったな」


「分かりました。では失礼します」


 断りを入れたからその場を離れて、迷宮探索を再開した。


 それからは鉱石を探さないのでスピードが更に上がり地図の完成も早くなった。


 戦闘にはならなかったし、役に立つか、どうかは別にして情報を手に入れられた事はよかった。中層では縄張りは無いと言っていたが何らかの情報を手に入れるようにした方が良いな。

 

 シビアに来て日が浅いがクラン、探索者の情報をおろそかにし過ぎたかもしれないと思ったので地上に戻ってからは情報を集めないといけないな。

 

 上層での出来事はこれくらいだろう、後は魔物と滅多に遭遇しないが普通の迷宮探索だと思っている。


 探索中に遭遇した魔物はFランクのスライムと迷宮蝙蝠、Eランクのコボルト(小型)、遭遇はしていないがDランクになるコボルト(中型)も居るらしい。


 スライムはゼリー状の丸い体の魔物で体内の魔核を砕くか、体外に取り出すと倒すことが出来る。

 迷宮蝙蝠は迷宮に住んでいる魔物化した蝙蝠で飛んで動き回るので倒し辛いが、弱い。

 コボルトは犬頭、尻尾があり体中に毛が生えている魔物で(小型)の強さ的にはゴブリンと変わらない、(中型)は戦っていないので分からないがDランクなので苦戦はしないだろう。


 さて、十層の地図も、もうすぐで完成する。十一階層への階段を下りれば、すぐに転移装置が置いてらしい、そこでギルドカードに十一階層に来たことを証明する情報を書き込む事が出来、今度から転移装置の使用料を払えば転移装置を使い一気に十一階層まで来る事が出来る。


 上層での活動は終わりになり中層攻略を始める事になる、上層と同じと思っていればケガだけでは済まないだろう、気合を入れて行かないとな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ