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閑話 新人冒険者の魔術師

 リカーゲザ視点です

 冒険者ギルドに登録済まし、依頼を受けて冒険者ギルドを出て行く新人を見送る。


 どうやら今年は優秀な新人が豊作のようだが、どうしてこう優秀な新人は変わった子や暴れる子が多いのだろうか。


 二代目剛閃を自称するギランはAランクの魔力量を持っているが力の使い方が下手なせいか近場の狩場を荒らしているし、さっき登録したばかりのコウセルさんはソロで活動したいという。


 ハァ~、優秀だからこそ変わっているのかも知れないが、もう少し常識的な行動をしてくれないだろうか。


「どうした、リカー、溜め息なんぞ付いて」


「ギルドマスター。いえ優秀な冒険者は我侭な人や変わった子が多いなっと思いまして」


 溜め息を付いている所をギルドマスターに見られてしまった、咎められている訳ではないが眼光が鋭すぎるので咎められている気がする


「ほう、外から来た冒険者か? それとも新人か?」


 困ったな、ギルドマスターに訊ねられたら答えない訳にはいかない。コウセルさんから出来る限り秘密にして欲しいと言われたが、早速秘密をバラす事になるな。


 しかし、ギルドマスターは優秀な冒険者の情報を自分の利益のために教える人ではない、大丈夫だろう。


「さっき登録したばかりですが、魔力量Bランクの魔術師を名乗る成人したばかりの子です」


「うむ、その新人、コウセルという名か?」


「ギルドマスター、ご存知なんですか」


「ああ、その新人の父親から手紙を貰ったんでな。一昔前にザーインという冒険者が居た事は知っているか? 二つ名持ちだったんだが」


「はい、知っています。短戦のザーインですね」


 そうか、ザーインさんのご子息か。


 それならソロで活動するのは当たり前なのかもしれない、ザーインさんもソロで活動されていた、父親に憧れているのかもしれないな。


 短戦のザーイン、その二つ名は蔑称でもあり敬称でもある。


 彼の魔力量はFランク、どう巧みに魔力を使っても短い時間しか戦えない、ゆえに蔑称として短戦と呼ばれ。


 そして強力な魔物でも短い時間でも戦えれば仕留める事が出来るから、敬称として短戦と呼ばれる。


 私はザーインさんを敬称で短戦と呼んでいる。


 彼は覚えていないだろうが、彼に魔物から命を救って貰った事がある。


 ある村に魔物が襲ってくる事があり、その村の防衛の為に何人かの冒険者が雇われた。その雇われた冒険者の中に私とザーインさんがいた。


 村に魔物が襲ってきても最初は低ランクの魔物だけだったのだが、オーガが出て来た事により状況は一変、冒険者側が不利になり、私が組んでいるパーティでオーガを抑える事になった。


 オーガのランクはCランクで特殊な力は無いが、その三メートル弱の大きな体と強い力は脅威だ。


 守りに徹する事で何とか持ちこたえていたが、立て続けに攻撃を浴びせられ、とうとう守りが破られて私のパーティメンバーは吹き飛ばされ私は踏ん張るも耐え切れず地面を転がる。


 その隙をオーガが見逃す筈が無く、振り上げた腕を私に振り下ろそうとした時、横から一人の冒険者が、すさまじい勢いでオーガに体当たりをして吹き飛ばして、私の命は助かった。


 そのとき救ってくれたのがザーインさんだったのだが、彼の事を知ったのはアンニーに戻ってからだった。


 命を救ってくれた事に一言、礼を言おうとザーインの方を見ると私は絶句してしまった。オーガを睨み付けている形相は険しく、戦いのみを追い求める狂人のように感じる。


 礼を言えず地面に転がっていると、吹き飛ばされたオーガは怒りの雄叫びを上げてこちらを睨んで来る。


 オーガはわき腹辺りから血を流していた、体当たりをしたときに槍で脇腹も刺していたんだろう、ザーインさんの槍には血が付着している。


 オーガは再度怒りの雄叫びを上げて、ザーインさんに突撃して、ザーインさんも迎え打つために突撃をする。


 ザーインさんの突撃の速度が、やたらと遅いと疑問に感じたが、そんな思考の回答が出る前にザーインさんとオーガはぶつかり合った。


 ザーインさんはその巧みな槍捌きで、オーガの攻撃を弾き、流し、隙あらば矛先でオーガを切り刻んでいく。


 私はザーインさんの槍捌きに再び絶句した。


 オーガはその大きな体と強い力でCランクに認定されている、真正面からぶつかれば同じCランクの魔物を一方的に殺害する事ができる。


 そのオーガと正面から、ぶつかり合い、あろう事か押している。


 やがて血を流しすぎたのか、体を切り刻まれ体を動かす筋肉を切断されたのか、その両方か分からないがオーガは膝を着き倒れた。


 ザーインさんは槍で首を突き刺し延髄を破壊してから、他の魔物を退治する為に移動した。彼は私のほうには一切視線を送る事は無かった。


 それから依頼が終わり、今回の依頼で怪我をして引退するパーティメンバーが複数いて、メンバー補充の手間や補充メンバーとの連携などで時間を取られ、やっと時間が出来た時にザーインさんに礼を言うに行こうとしたが、そのときには故郷へ帰ってしまっていて彼に礼を言いそびれてしまった。


 ふむ、才能ある冒険者だからサポートしようと思っていたが、恩人の息子さんだ、もう少しサポートに力を入れてみるかな。


 しかし、父親に憧れるのは分かるがソロではなくパーティを組んで活動してくれないだろうか。


 翌日、冒険者ギルドが営業時間前に職員で集会を開き、不用意に冒険者の情報を漏らした事でサンテを叱り、情報の漏洩をしないように職員に注意するよう言い集会を解散させた。


 これで職員の職業意識も高まればいいんだが。


 そして何事も無く時間が経ち、夕方になると依頼を達成してきた冒険者で冒険者ギルドが人が溢れてきて、私もカウンターで仕事を始める。


 早く報酬を貰い、酒場か娼館に駆け込もうという者以外は女性が担当している列に並ぶので私の所はそれほど忙しくなかったから、冒険者ギルドに入ってくる冒険者を眺める余裕があり、コウセルさんが入ってくるのを見つける事が出来た。


 どうしたのだろうか、依頼を受けて一日目だインゴット運びはやはり辛かったのだろうか?


 コウセルさんはカウンターの係りの人を確認して私を見つけたので私が担当している列に並んだ、そしてコウセルさんの番になり一枚の紙を差し出しだされた。


 この時、私はコウセルさんが依頼が思ったより辛かったので何か言いに来たのかと思っていたから、差し出された紙の内容が理解できず、紙を凝視しする。


 依頼達成のサインをされた紙だ、しかも紙には任意だが仕事ぶりなんかを評価をする欄が有り、そこには最高評価されており、また雇いたいとコメントまで付けられている。


 ただ、憧れだけでソロをやりたいと言っている訳では無さそうだ、普通なら三日は掛かりそうな仕事なのに一日で済ましている。見た限りは力のある身体には見えない、恐らく身体強化を使っているんだろうな。


 これは体力的なものだけだとすぐに依頼を済ましてしまうな、体力以外の冒険者に役立つ事を仕事でやらせて見るべきかも知れないな、何か苦手が有ればパーティを斡旋する切っ掛けになるんだが。


 それで五種類出来るだけバラバラの能力が求められそうな依頼を進めたが、全部一日で済ましてしまい全部が最高評価ではないが不満がある依頼人は一人も居なかった。


 受けてもらった依頼の一つに小細工を仕掛けたものもある、それは風属性の魔法使いの新人が大量に魔物を持ってきたので冒険者ギルドの専属の解体師だけでは全て解体するのに時間が掛かるから冒険者ギルドから素材解体の依頼が出た。


 その依頼を彼に受けさせて、冒険者ギルドの専属の解体師に厳しい検査をさせ解体技術が未熟だとさせて誰かと組ませようとしたのだ。


 我ながらセコい事をしていると思うが、コウセルさんに何とかソロでの活動を止めさせる為に小細工を仕掛けたが、コウセルさんの解体技術は見事なもので逆に雇いたいと専属の解体師から話を聞く事になった。


 このままではコウセルさんがソロで活動するのを止める事が出来ない、説得する機会を得られるかどうかのチャンスはあと一回だけだ。


 野外研修でベテランの冒険者に新人の指導をして貰う時に新人の評価もするので、その時にコウセルさんを評価を聞きどうするかを考えよう。


 これで無理ならパーティを組む事を無理に勧めるのは止めよう、コウセルさんに嫌われてアンニーから出て行かれては冒険者ギルド職員としても困るし、個人的にも恩人への恩返し代わりにサポートが出来ないのは困る。


 そして、野外研修当日。コウセルさんが何時もとは違い、冒険者ギルドが営業を開始時刻に訪れていた。


 何時もなら、もう少し余裕を持って来ているのに、すごく早いな。


 コウセルさんは朝の混雑具合を知らなかったのか、他の冒険者に流されもみくちゃにされながら流れ着いたカウンターで手続きをしている。


 そういえばギルドマスターがコウセルさんと話がしてみたいと言っていたのを思い出す。


 朝早くならギルドマスターの仕事も少なめなので面会時間を取れるかも知れない。


 別の職員にカウンター業務を引き継いで貰い、ギルドマスターの執務室に向かう。


 執務室の扉をノックして来訪を伝えると、すぐに入れと許可が出る。


「失礼します」


「どうした、リカー、こんな朝早くから」


 ギルドマスターは部屋に入ってきた私を一瞥してから、書類仕事をしながら要件を聞いてくる。――――何度も思うがギルドマスターがペンを握っているのは似合わないな、なぜ剣ではないのだろうと思う。 


「ギルドマスター、お仕事の調子はどうですか? 今、コウセルさんがギルドに来ています。以前、コウセルさんと話がしてみたいと仰っていましたので時間が有れば今から彼をお呼びしようと思いました。どういたしますか?」


「そうか、なら呼んでくれ」


「分かりました、今から呼んできます」

 

 ずいぶん簡単に面会を許可されたな。今朝はそんなに多く時間が取れるわけではない、ギルドマスターにとってはコウセルさんは、あまり興味が無いのかも知れないな。


 まあ、ギルドマスターからすれば登録したばかりの冒険者は才能が有ろうと無かろうとただの、ひよっこでしかないのだろう。


 私はギルドマスターの執務室から移動してコウセルさんがいるだろう部屋の前まで来る。ノックをすると返事が返ってくる。


「はい」


「失礼します」


 部屋の中にはコウセルさんが一人だけで、コウセルさんは特別気負った感じはない、見る限りは自然体のように感じる。


 野外研修も彼にとっては学ぶ場でなく、ただの行程に過ぎないのだろうか。彼には何か失敗して欲しいものだ。


 ・・・・・はぁ、新人の成功を想うのではなく失敗を想うとは、私はコウセルさんの才能に嫉妬しているのだろうか? ただパーティを組んで欲しいだけなんだが。


 その後、コウセルさんをギルドマスターの所に案内して私は仕事へ戻った。コウセルさんはギルドマスターを見てもあまり動揺しなかったのは少し驚いた。


 ギルドマスターは魔物討伐の依頼のみでBランクに上がった猛者で言っては悪いが顔も怖い方だ。


 ギランがランクの特別昇格の時にギルドマスターに会った時は、彼でもギルドマスターの気配に少し怯えていたが、コウセルさんは特に動揺せず自然に受け入れていた。


 ギルドマスターと面会する人は怯える事は無くても身構える人が多いのに自然に受け入れる人は少ない。高ランクの冒険者、Cランク以上の冒険者で無い限り必ずと言っていいほど、身構えるものだ。


 コウセルさんもそれに匹敵するくらいの素質が有るという事だろうか、それなら将来が楽しみだ。


 仕事に戻り、二の鐘が、もう少しで鳴る頃。コウセルさんと新人三人を指導する冒険者パーティ〈鋼の牙〉がやって来た。


 〈鋼の牙〉のパーティリーダー、ファイドに今回、指導する新人冒険者の資料を渡す。


 資料には登録する時に書いた申込用紙の内容のものだ、普通ならこれに測定した魔力量も記載しているが今回はコウセルさんの情報を漏らさないように魔力量の記載は省いている物を渡す。


 別に〈鋼の牙〉が何かするとは思わないが、彼等のような冒険者は酒の席で話のネタに情報を洩らすような事はよくある。


 知らなければ、どうやっても漏らす事は無いので出来るだけ知られないように注意すればいい。


「リカーさん、俺は別に良いんだが、この職業に魔術師って書いてある新人、魔法使いの誰かに任せたほうがいいんじゃないか?」


「資料に記載されていますが、コウセルさんは攻撃に使える魔術は(投石)ぐらいしかないんです、他は旅や生活に役に立つものなので、魔術師と職業欄に書いてありますが魔法使いの方の様に、それほど自由に力が使える訳ではないそうです。戦いになれば槍を使って戦うのが主なので、槍を使う戦士と思ってください」


「分かった、普通に戦士として扱えばいいんだな。それじゃあ、新人の所に行くよ、集合場所の部屋は何処です」


 〈鋼の牙〉に集合場所の部屋を伝えた後、仕事に戻る。


 この野外研修でコウセルさんがパーティメンバーの必要性を感じてくれればいいんだが。


 (鋼の牙〉に連れられて冒険者ギルドを出て行くコウセルさんを見送りながら思う。


 そして翌日の晩に野外研修を終えたコウセルさんたちが帰ってきた。


 野外研修を終えた事を報告に〈鋼の牙〉がカウンターに来たので私が担当する事にした。報告を聞くと〈ギガンスラッシュ〉は、まだ経験不足名ところはあるがメンバーの一人ニスリサが薬草の知識なんかもあり、良い冒険者パーティになるだろうと。


 そしてコウセルさんに、ついてなんだが少し自信過剰なところがあるが他はまったく問題なく、戦いに関しては差が有りすぎて何と言ってか言いか分からないと言われた。


 自信過剰なのは先輩である俺達より、上手く魔物を見つける事が出来ると言ったからだ。


 実際それが本当だったのかどうかは判断がついていない。今回は魔物と遭遇したのは他の冒険者が魔物をトレインしたことが原因なのでコウセルさんが魔物を見つけたというべきか、魔物が襲いかかって来たというべきかどちらとも言えないからだ。


 夜営はどうしたのか聞くとコウセルさんは一睡もせずに今回の野外研修を終えたらしい、睡眠不足で何か失敗をすることは無く、一日目と遜色ない動きをしたそうだ、薬草の知識も持っているのでコウセルさんも良い冒険者になるだろうと報告を受ける。


 それから、改めてトレインの事を聞き、野外研修の終了の手続きを行い終えた。


 〈鋼の牙〉は野外研修の指導役の報酬を受け取り冒険者ギルドをさっさと出て行く、多分、酒場に行ったのだろう。


 〈ギガンスラッシュ〉は皆、疲れた顔をしていてノロノロと冒険者ギルドを出て行き、コウセルさんは別のカウンターで何かの手続きをしている、こちらは多分だがランク昇格試験の手続きをしているんだろう。私の見る限りでは何時もと変わらず、特別疲れた感じはしない、体力的にも精神的にもコウセルさんはタフのようだ、これは当分パーティを組む事は無いな。


 それにしても今回のトレインの事を考えるとこれ以上、狩場が潰れるのは冒険者達に無用な犠牲を出す事になるかもしれない、商人達が多く訪れるアンニーだから冒険者の数が極端に減る事は無いが、拠点をアンニーから移す冒険者が多く出てくるかもしれない。


 いや、もう拠点をアンニーから移している冒険者が出てきている致命的な数になる前に対策を取らないといけないな、とりあえずギランには魔力の扱い方を上手くなるまで狩場への立ち入りの禁止令を出さないといけないな。


 これ以上、狩場を潰されてはかなわない。早速ギルドマスターに進言してみるか。


 それから野外研修が終えた日から二日目に、コウセルさんは、あっさりとランク昇格試験を合格してランクを上げた。試験を担当した職員は引退したとは言え、元冒険者、彼は何も言わなかったが試験の模擬戦闘でコウセルさんに簡単に負けてしまったんだろう。


 コウセルさんが試験を受けた翌日から、試験官を務めた職員は訓練場で毎日汗を流し訓練に明け暮れている。よっぽど悔しかったのだろうな。


 ランクを上げたコウセルさんはソロで活動している以外は他の冒険者と変わらない生活を送っているみたいだ。


 彼が何か活躍したという噂は聞かない、偶に酒場に行き魔術でエールを冷やして小銭稼ぎのような事をしていると聞く、コウセルさんが酒場に来ると売り上げが伸びるので酒場の店主達は喜ぶそうだ。


 冒険者として名が売れておらず、便利なヒト的な感じで有名になっている。


 〈鋼の牙〉の話や試験官を務めた職員の態度を見る限りは、才能のある優秀な冒険者なんだがそんな感じは全くしないな。上手く隠れているという事になるのかな?


 コウセルさんがランクを上げて一ヶ月が経とうとしたころ、〈鋼の牙〉とパーティを組んで依頼を受けると聞いたときは嬉しかった。


 臨時とは言え何らかの理由があればコウセルさんはパーティを組むんだ、色々と理由をつけて他のパーティも組させようかな。


 そんなの事を考えてコウセルさんの帰還を待っていて、コウセルさんがアンニーに帰還すると冒険者として噂が広まる。


 ゴブリンがウルフ系の魔物を多く捕食した事により進化した超越種、ファーゴブリン。全身が獣の毛を生やした進化した魔物、生やしている毛によって強さが変わる。今回はウルフタイプだ。


 ファーゴブリンは所詮はゴブリンなので倒した事はそれほど驚かれない、運が良いと言われるだけだが〈鋼の牙〉の話が少しマズイ。


 倒す事は出来るがファーゴブリンを圧倒できる冒険者はそういない、ランクで言えばDランク、それも武具を装備していたのでDランクの上位に位置するぐらいの力は有るだろう。


 それを圧倒できるのならCランクも倒せるんじゃないかと話がその日のうちに出始めた。


 あまり目立ちたくないコウセルさんにはマズイ状況だ、コウセルさんはソロで活動しているので勧誘活動が激しくなるだろう。


 今はまだ酒の席での誇張された話でしかないが一度試してみようとする人が出てきてもおかしくない。


 無理な勧誘を嫌いコウセルさんがアンニーを離れる事だけは避けたい、何らかの方法を考える必要があるな。

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