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野外研修、二日目


 夜営の見張りをしながら同じ起きている見張り役の〈鋼の牙〉と〈ギガンスラッシュ〉のメンバーと話しながら過ごしていく。


 〈ギガンスラッシュ〉―――エフカフ達は慣れていないのか話していても船を漕いでいる時があるが〈鋼の牙〉のメンバーはキチンと目を覚ましていたけど、ハフと呼ばれた俺にキレていた男は不機嫌そうにして話すことは出来なかった。


 雑談の中でこの森では魔物には、なかなか遭遇しないものなのかと、そのとき見張り役をしている〈鋼の牙〉のメンバー、ウォスセンに話しを聞くとギランが近くの狩場を荒らしたせいで遠くに在る狩場に行かないといけなくなったらしい。


 狭い狩場だと当分、魔物が棲まなくなったり、広い狩場なら浅い所が荒らされても奥地に行けば魔物と遭遇するんだが、奥地に行くほど危険で低ランクの魔物でも数の多い群れを作っていたり、ランクの高い魔物が出てくるので、奥地にまで行く冒険者は少ないので遠くの狩場に行くらしい。


 そのせいで普段は遠くの狩場なら浅い部分でも簡単に魔物と遭遇するんだが、今は多くの冒険者が遠くの狩場まで来ている為、浅い部分の狩り尽くされているみたいだそうだ。


 この森もつい最近までは浅い部分で簡単に魔物と遭遇する事が出来ていたらしいが狩りに来た冒険者達に狩りつくされいるみたいだと教えて貰った。


 直接的にも間接的にもギランはとことん俺の邪魔をしてくるな、絶対、何時かしめてやる。


 他にも〈鋼の牙〉の創設の話も聞いた。


 別に不思議な事は無く、元々所属していたパーティが色々な理由で解散した後、知り合い同士だったのでパーティを組む事を決めた。


 全員の武器が剣なのは、全員が元々のパーティで剣を使っており、今更使い慣れた武器を変えるのを嫌で、そのままにしようと結論が出たらしい。


 戦うのに不利じゃないかと訊ねたが、これ以上ランクを上げる事は諦めたらしく、ランクを上げる事を気にしないのならバランスの悪い、今のパーティでも十分やっていけるらしい。


 











 日が昇り始めてから全員が起き、準備を始める。


 その時、ニスリサが寝顔や寝起きを見られた事を恥ずかしがっていいるんだろうが、今後、冒険者稼業を続けるならなれないといけないだろうな。


 朝食を食べ終わり、ファイドが全員に集るように呼びかける。


「全員集合だ。―――よし、今日の予定を確認するぞ。今日は薬草を取るのは禁止で魔物を探すのを中心に行動をするぞ。進行方向はコウセルが決める、コウセル、お前が先頭を歩き続けるだが寝ぼけてないよな」


「はい、大丈夫です」


「お前、本当は秘かに寝てたんじゃないのか? やたらと目が冴えてるじゃねえか」


「ある程度、眠らなくても動ける体質なんですよ。何日も無理は出来ませんが二、三日なら何とかなります」


 もちろん体質とかは嘘だ。魔術で眠気を感じないようにしているだけだ。


 この眠気を感じさせないようにする魔術はモータルセンヌに召喚されてから作られた魔術だ。


 召喚された魔術師にしか出来ない大掛かりな仕事があると、俺だけだった時期もあったし、保護した魔術師達が居ても人数が多くないので寝る間も惜しんで仕事をする時があったので作った。


 これがあれば眠らずに行動が出来るんじゃないかと思うが、あくまで眠気を感じないようにするだけで脳は休んでいるわけじゃないので、この魔術を使い起き続けると睡眠を取らなかった時と同じ症状が出てきて怒りっぽくなり最悪、幻覚が見えるようになる。


「そうか、羨ましい体質だな」


 ファイドは簡単に体質だと納得してくれた誤魔化すのが楽だ。まあ、地球の一般人でも眠らずに仕事をする人も居るんだ、それはど不思議ではないだろう。


「それじゃあ、全員列を組め、行くぞ」


 列を組む僅かな時間で魔術を放ち索敵する。


 広範囲を調べる為に魔力のみを感じるものを使うがやはり、感知する数は少ない。森の奥の方は多いがあまり進むわけには行かない。


「ファイドさん、奥の方へはどれ位進んでも良いんですか?」


「そうだな、大体五、六キロぐらいか。それ以上は今日中にアンニーに戻れなくなるし、あぶねえ」


 それだと奥の方に行っても魔物とは遭えないな、奥とは違う感知の数が多い方に向かうか。


「それじゃあ、向こうに行きましょう」


 腕で進む方向を示し、全員で進み始める。


 暫く進み、魔術を使い、魔物か冒険者か調べるが大抵は冒険者のようだ。


 〈鋼の牙〉もエフカフ達も魔物と遭遇しない事にイライラしたり不安になり始める。


 奥に行ければ楽なんだがな、指導役の指示を無視するわけにはいかないからな、どうするかな。


 悩みながらも感知した場所へ向かい再び魔術を使おうとした時、ファイドが皆に声を掛ける。


「おい、どっかからゴブリンの鳴き声がしないか?」


 ファイドがゴブリンの鳴き声が聞こえないかと皆に聞くと全員耳を澄まし始める。


 俺も聴力の強化と魔術を使い調べると森の奥の方から森の外へ進む三人の人の反応と十三匹の魔物の反応、そして鳴き声はゴブリンのものだ。


「向こうからゴブリンの声が聞こえます、数は多そうです」


 俺は人とゴブリン達が居る方向を槍で示す。


 このままなら、俺達から少し離れた所を通っていくから、ゴブリン達に見つかるだろう。


「おお、確かに向こうから聞こえるな。コウセル、大体で良い、数は分かるか」


「全部がゴブリンで全部が声を上げえてるなら、十より多いと思います」


 新人が音だけで数を正確に把握するのはおかしいと思い、正確な数は言わないようにする。


 これがゴブリンや、それに近い魔力の大きさの反応でなければ数を曖昧に報告する事はしない。


 魔物は基本、魔力が大きければ大きいほどランクが高くなる、今回はゴブリン以外に居たとしても魔力の大きさが同じなのでゴブリンと同じEランクの魔物のはずだ。


 戦いになれば命に掛かってくるがEランクの魔物に不覚は取らないだろう。


 ファイドは黙ったまま僅かに考えてから、まずエフカフ達にどれ位、戦えるか聞く。


「エフカフ、お前達はゴブリン相手にどれ位戦える?」


「ニスは弓を使うん援護しか出来ません。俺とクーレッタは一匹なら余裕で倒せます」


「コウセル、お前は?」


「ゴブリンなら、アンニーに来る時に三匹同時相手することがありましたが簡単に倒せました」


 エフカフは素早く応えたが魔物の数が多いのが怖いのか少し顔が引きつっている、他の二人も同じだ。


 俺は今世で有った出来事のみ話しておく。実際ゴブリンが何体来ようと問題は無い。


「散開して戦闘準備だ。エフカフ、お前達は倒さなくて良い、生き残る事だけ考えて女守れ。コウセル、お前は好きにやれ、ただし周りのことは考えろ。良いか新人共、森の中じゃ平原とは勝手が違うから注意しろよ。それと場合によっては逃げるから指示は良く聞いておけよ」


 〈鋼の牙〉のメンバーは何時もの事なのか素早く散開して適度に距離を取り、エフカフ達はニスリサが後ろに下がりクーレッタが前に出て、一歩後ろ横にエフカフが剣を構える。

 

 俺は十分に皆から距離を取り、皆より少し前に出る。


 距離が近くになって来たのかゴブリンの鳴き声と草を掻き分ける足音が聞こえる。


 まず見えたのは三人の冒険者達、こっちに気付かずに森の外へ走って行く、その後にボロボロの剣と皮鎧を装備したゴブリンを先頭に太い木の枝―――棍棒もどきを持ったゴブリンが続いて見える。


 ゴブリンが十三匹いるので魔物はゴブリンだけみたいだな。


 ゴブリンの姿は緑色の体で耳は尖っていて背丈は一メートルぐらいだ、皮鎧をしている奴以外は全裸でオスしかいない。


 四匹が、こっちに気付き雄叫びを上げて襲ってくる。狙いは一番前に居る俺だ。


 身体強化して槍にも魔力を通している。溜めた力を解放して突撃する。三匹はまとまって来たので正確に喉を突き、一撃で殺していき、それを見た遅れたい来たゴブリンは驚き動きを止めた所を矢が喉に刺さり倒れる。


 ニスリスが放った矢だろう、狙いが正確だな、けど矢を放つなら一声欲しい。


 残りのゴブリンも此方に気付き、三人の冒険者を追いかけるのをやめて仲間を殺された事に怒ったのか一際、大きな声を上げこっちに突撃してくる。


「良くやったコウセル!そのまま他のゴブリンも片付けろ!!」


 俺の近くを駆けていくファイドが声を掛けて、そのままゴブリンに突撃していく。


 突撃してくるゴブリン対し〈鋼の牙〉も突撃して行き、俺もそれに続きく、エフカフ達は陣形を崩さず移動して突撃してくるゴブリンを迎え撃つみたいだ。


 〈鋼の牙〉はそれぞれゴブリン一匹ずつ相手にしており、俺には二匹向かってくる。


 ゴブリン一匹はさっきと同じ様に喉を一突きで殺し、もう一匹のゴブリンが振り上げた棍棒もどきを槍を振り上げて弾き、そのまま振り下ろし頭を強打して潰す。


 ゴブリン二匹の始末して周りを確認する。〈鋼の牙〉はボロボロの剣を持ったゴブリンを相手にしているファイド以外はゴブリンを倒しており、エフカフ達も時間は掛かっているがもうすぐゴブリン二匹を倒し終わる。


 何処も援護は必要ないな。


 そしてファイドもエフカフ達もゴブリンを倒し戦闘が終わる。


 皆でゴブリンの死体を一箇所に集め一息つく。


「ふう、一時はどうなるかと思ったが、これで一安心できるな」


「まったくだ。―――それにしてもコウセルはすごかったな」


「あれだけ出来ればCランクに上がれるDランクだな」


 〈鋼の牙〉の話を鵜呑みにすればCランクはもう少し高い戦闘力があるんだな、まあ本気を出してないし俺の本領は魔術だ。


 認めてくれないのが悔しいわけじゃない!―――本当だぞ!


「しかし、コウセルの勘は当てになるのか当てにならないのか分からなかったな、魔物が向こうから来たんだ、この場合、勘が当たったてことでいいのか?」


「すいません」


 今回は向こうから来たから勘が当たったとは言わないだろうな。まあ、実際は魔術で調べたから元々、勘じゃないけどな。


「おい、ハフ」


「別に文句を付けたい訳じゃねえよ。どうゆう理由であれコウセル、お前が道を選んでゴブリンと遭遇したんだ良くやった。それと昨日は怒鳴って悪かったな」


「いえ、別に構いませんよ」


 根拠も無しに新人冒険者が勘で探すと言ったらキレる冒険者もいるだろう、野外研修の指導役を任される冒険者は何年も魔物退治に携わっているんだろうから。


 俺もあまり気にしてないし謝ってくれたんだ、この事に関しては一件落着かな。


「そんじゃハフとコウセルが仲直りした所でゴブリンから魔核を取り出す作業に掛かるぞ、やり方が分からない奴は居ないよな?」


 ファイドが俺とエフカフ達を見て確認してくるが全員知っていると返事してから、全員でゴブリンから魔核を取り出す作業に掛かる。


 ゴブリンの魔核は心臓にくっついているので体を切り開かないと取り出せない。


 解体用のナイフで胸を切り開き、心臓にくっついてい魔核を取り出す。


 俺がゴブリン二匹から魔核を取り出すと、魔核を取り出すゴブリンは残ってなく、全ての取り出し終わっていた。


 最後に野外研修で魔物と戦った事を証明する為、耳を切り取り後は森から出てアンニーへ帰るだけだ。


 ゴブリンの死体は放って置く。別の魔物が死体を食べて処理をしてくれるだろう。


 この戦いでの成果はゴブリンの魔核、Eランクの魔核十三個とボロボロの剣が一本だ、皮鎧はボロボロで臭いのでゴブリンが再利用できないように壊して捨てた。


 森を出るまでは隊列をキチンと組み警戒して森を出るが、森を出てから警戒を弛め歩く速度を上げて帰る。アンニーに日が沈む前に帰る為だ。


 一度、昼食を取る為に休憩をして、再びアンニーを目指して歩き始める。


 エフカフ達は今日のゴブリン戦の事で興奮してパーティメンバーで何度も話し合っていて、クーレッタが疑問に思う事があったのかファイドに質問していた。


「ファイドさん質問が有るんですが良いですか?」


「なんだ?」


「ファイドさんが倒したゴブリンは剣とか持っていましたが、あれは普通のゴブリンだったんですか?」


 今日、戦ったゴブリン一匹だけはボロボロとはいえ剣と皮鎧を装備していた奴がいた。


 エフカフ達は明らかに人が作ったものを装備しているゴブリンと遭遇したのは初めてなんだろう。しかし、別に何かを装備しているゴブリンは場所によっては珍しいが特別というわけではない。


 過去に、あの森に訪れた冒険者が魔物に殺されたか何らかの理由で死んだ者達の装備を剥ぎ取って使っているんだろう。


 武器を装備している物によりゴブリンの呼び方が変る、今回のゴブリンならソードゴブリンでそのまんまだ。


 前世で聞いた笑い話の一つを思い出した。新人冒険者が武器を装備したゴブリンを超越種か変異種と勘違いして倒した事を自慢して冒険者ギルドの職員に違うと教えられ赤恥を掻く話だ。


 何かを装備している分、強いので知らないと勘違いする新人冒険者が出てくるわけだ、知っている冒険者にとっては稼ぎが増える事を喜ぶ冒険者と倒すのがめんどくさいと嫌がる冒険者に分かれる。


 殆どがボロボロの装備なので金属なら鋳潰して再利用するないので価値は低く、それ以外物だと捨てるしかないので大概の冒険者は嫌がる。


 ファイドの説明も俺が知っている事と違いは無く〈鋼の牙〉のメンバーは聞かれない限り、その事を教えようとは思わなかったらしい、というのもワザと教えず赤恥を掻かさせる嫌な伝統があるらしい。


 普通なら聞かれても教えないが野外研修中は指導役は聞かれた事を教えないといけないので教えたらしい。


 エフカフは超越種や変異種は遭遇する事は珍しいので、遭遇した事を自慢でもしようとしていたのか、あからさまに安心した顔をしていて他の二人は嫌な伝統に渋い顔をしている。


 そういえば、今日見かけたのはゴブリンだけじゃなくゴブリンから逃げていた冒険者だと思うが三人組みはどうしたんだろう、つうか、どうするんだろう。


 魔物を引き連れて他の冒険者に擦り付けるトレインは、するつもりが無くともやってしまった時点で厳しい罰則が付くはずだ、けど逃げていた冒険者が何処の誰かも分からないし顔も覚えていない。


 逃げた冒険者を知っている或いは顔を覚えている人はいるのか?


「すみません、皆に聞きたいんですが、魔物を引き連れて逃げていた冒険者を知っているか顔を覚えている人っていますか?」


 全員に聞いてみるが、周りの顔を見るだけで誰も何も言わないので全員分からないみたいだな。


「本当なら何処のパーティがトレインしたてギルドに報告しねえといけないんだが、全員、分からねえなら、どっかのパーティにトレインされたって報告するくらいだな、何処のパーティか分かってたら罰則金の一部が貰えたんだがな」


 おお、前世で魔物を引き連れて来るのを(引き連れ〉とか言っていたのを分かりづらいから〈トレイン〉に変えようと言っていたのが実を結んでいる。


 何か自分が決めた事が世界の共通の物になっているのは、スゲー嬉しいし、何か優越感に浸れるな、誰にも自慢できないのが不満だが。


 トレインの意味をファイドがエフカフ達に意味を教えている何処でも通用する言葉みたいだな。


 ファイドに誰がトレインの名前を付けたか聞いてみたが分からないと言われたのは残念だが、それは仕方が無いか。


 それからトレインをした場合の罰則について説明されたので聞くと、引き連れた魔物の数やランクにより罰則金が変り、もし誰かに擦り付けて損害が出たらそれを弁償しないといけないのでかなり大きな額になるらしく下手すれば奴隷落ちするみたいだ。


 それとランクを下げられる事あり、冒険者としての信用も無くす為、冒険者はトレインをする事が無いようにかなり神経を使うそうだ。


 まあ、それでも自分の命が懸かってくるので罰則覚悟でトレインに成ってしまっても逃げる冒険者がいるらしい。


 殆どが自業自得なんだが状況によれば罰則が無しにはならないが減罰する事があるらしい。


 トレインについての説明は登録した時に説明しても殆ど意味が無いのでEランクに上がった時にするらしい。


 逃げていた冒険者はあと少しで冒険者人生どころか人生そのものが借金で終わっていたのかも知れないところだったんだな。


 ファイドの予想だと、あの冒険者達は魔物がいないので森の奥に行き魔物を探そうとして、自分達には手に負えないゴブリンの集団と遭遇してしまい逃げ出したと予想している。


 それから、魔物狩りをする時は決まりを作り、狩りの成果が無くてもその決まりを破らないようにしろとか、色々と冒険者を長く続ける為のありがた~い話をするファイドの話を聞きながらアンニーに帰る。











 夕方、だいぶ暗くなってきたが何とか日が沈む前にアンニーへ帰ってきた。


 門には畑仕事が終わり都市内に戻る農家の人とアンニーを目指してきた様々な旅人、都市外での依頼を受けていた冒険者で長い行列を作っていた。


 アンニーに入るまで長い時間掛かりそうなので気が滅入るが、それでも並ばないといけないので仕方なく並び順番を待つ。


 門を潜り抜ける時には日が完全に沈んでいた。


 冒険者ギルドに行き、野外研修を終えたことを報告し終えてから、魔核などの分配はゴブリンを倒した数だけ取っていきボロボロの剣はファイドの物で決まった。


 分配も終わり解散になり〈鋼の牙〉は酒場に行き、エフカフ達は疲れたから寝ると言い地元なので自分達の家に帰って行った。


 俺は冒険者ギルドのカウンターでEランク昇格試験を二日後に受ける事を申し込んでから宿に戻る。


 とりあえず明日一日休み、体を整えてからEランク昇格試験を受けるとするか。


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