未来/過去
とにかくカス
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ここは…どこだ…
ふと目が覚めると
見知らぬ土地に立っていた
これは…夢…?
そう思い、ほっぺをつねった
『痛いっ』
じーんと言う痛みを感じた
『夢じゃない…
ここはどこなの?』
そう。僕は昨日の晩
とてつもない眠気に襲われ、すぐ寝たのだ
それなのにこの見覚えのない学校はどこなんだ!?
それに、とても広い
とりあえず、誰かいないかと考え歩いてみることにした
歩き始めて、15分をすぎたころ、広いく長い廊下を歩いていると、遠くに人影が見えた
『あ!すみません!
待ってください!』
と、人影を目指し廊下を駆け出した
突然、ふっと体が軽くなった。
え!?
と思った時にはもう、僕はまた見知らぬ場所にいた
『いたーい…』
今度はとてもメルヘンチックな場所だ。
絵に書いたような、現実では絶対にありえないような場所だ
しかも…ここは雲の上のようだ。とても柔らかい
また、僕は歩いていた
無意識に、さっきの人影を追っていたのだ
『すいませーん!
誰かいないんですか!?』
ーー私はここにいるよーー
『!?』
気のせいではない
確かにそう聞こえたのだ
『誰なんですか!?
出てきてください!』
ーー大丈夫、私はいるわ。あなたは一人じゃないーーー
『あなたは誰ですか?』
そう言った時だった
何かが、いる
人間ではない。〔何か〕がいる
でも、それは、見えない
ふっと、僕は目眩がした
そしてその場に倒れた
意識が遠退く中、僕はまた〔何か〕の気配を感じた…
……………………。
ここは…?
「痛いっ!やめて!この子だけは殴らないでっ…」
誰の声…?
「いやぁ!お願い、この子だけはっっ」
あ…僕、この人知ってる
でも、誰だろう?
………………
……………………。
『うぅ…いたい』
意識が朦朧としてる中、僕は目が覚めた
また、違う場所にいた