੬ჴ ƠωƠჴჱ{ パンと弾けた中世バブル ―14世紀カタストロフの到来―
さて――
外来民族の侵入を乗り越え、
ヨーロッパ外の世界の文明と交流をすすめ、
宗教勢力を背景としたヨーロッパ全体の統一感が図られ、
科学技術の発達が起こり、文明レベルが向上し、物資生産や、農業生産が飛躍的に向上していく。
――さらには気候が温暖化し食料需給が向上し人口も増えていく
のちの大航海時代につながる外洋航海技術の発達が見られたのも後期中世です。
軍事的にも対イスラム世界戦略で一進一退ではありましたが、それなりの好結果を生むこともありました。
(´・ω・`){ すなわち――
੬ჴ ƠωƠჴჱノ【中世とはローマ帝国以後の果てしない停滞期から1000年をかけた発達の歴史です】
――が!
しかしそれはある意味【中世バブル】でした。
・暗黒の木曜日で崩壊するアメリカの1920年バブル
・17世紀のオランダで発生したチューリップバブル
・18世紀のイギリスで起きた南海投資バブル
・そして、平成日本バブル経済
それらに代表されるように、バブルはいずれ弾けます。
(-⊡ω⊡)_/ { バブル崩壊の引き金を引いたのは4つ
①十字軍の失敗による宗教権威の失墜
②モンゴル帝国の侵入によるヨーロッパ諸国の敗退
③小寒期突入によるヨーロッパ全土の寒冷化
④悪名高きペスト蔓延によるパンデミック
これでもかと立て続けにヨーロッパの人々を襲います。
そして、これを引き金として訪れたのが14世紀における暗黒時代の到来です。
੬ჴ|||ƠωƠჴჱ{ まさに地獄のような状況
(-⊡ω⊡)_/ { 私はこれを【14世紀カタストロフ】と命名します。
(´・ω・`){ さらにこれに加えてトドメの一撃が加わります。あの悪名高き【百年戦争】です。イギリスとフランスが血で血を洗う殴り合いの喧嘩を100年近く続けるわけです。平和なんかくるはずありません。
(-⊡ω⊡)_/ { 余談だけど傑作マンガ『ベルセルク』で描かれている退廃と荒廃の時代の様相は、この14世紀前後がお手本となっているのだと私は考えています。