『データ保存のための、冷凍思想』
『データ保存のための、冷凍思想』
㈠
我々の時代は、もう、データを記憶するのではなく、保存する時代になった。
㈡
それは、電子機器の世界的撲滅がない限り、後世まで保存されるだろう。
㈢
しかし、一たび、何かの拍子にデータが消失すると、全ての貯蓄したデータという財産が失われる。
㈣
物事のデータ化も便利だが、本当に必要なものは、文書で残しておくべきかもしれない。
㈤
其処で、データ化された文章を、書物に印字して、冷凍しておく、という方法を思いついた。
㈥
文書を冷凍すれば、必要な時に、解凍すればよい、こんな思想が、一つ、此処に成立している訳である。