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やれやれ僕はまた生き返った
「うん。はいこれ」
やれやれ僕は光る何かを受け取った。
「でさ、王様の前に出して勇者になって貰おうかと考えたけど酷い結果にしかならないと思うから村に転移させるから」
やれやれ僕の意思は聞かないらしい。
やれやれ僕は天才だからどこでも生きていけられるが。
「すでに数回死んだ人間の言う言葉じゃない」
やれやれこいつの手違いのせいで死んだのにもかかわらずなんて言い草だ。
「んじゃあね」
やれやれ僕は転移した。
森だ。やれやれあいつまた失敗したな?
おっと、動物が現れた。
やれやれ僕は動物を殴った。
肉塊になった動物は森を赤く彩った。
やれやれ僕は自分の才能が恐ろしい。
何やら森が騒がしい。
周りを見渡すと数万を軽く超える動物が僕を囲んでいた。
やれやれ僕の人気は止まることを知らないようだ