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やれやれ僕は転移した
やれやれ僕は死んだ。
「君は死んだ。しかし君はすごい。だから生き返らせてあげよう」
どうやら死んだら僕は天才でイケメンで善意の塊のような存在だから天国に行けるかと思ったが、やれやれ生き返るようだ。
「異世界には魔王が存在する。すごいisすごいの君はそいつを倒してほしい」
魔王?やれやれ僕は面倒だと思った。しかし僕は天才でイケメンで最強でcoolだ。だから仕方ない。世界くらい救ってあげようと思った。
「では君には才能をあげよう。潜在能力の分だけ強くなれる才能だ。それじゃあ、さようなら」
そう言うと誰かは光の粒子になって消えていった。やれやれ人の話を聞かない。
そして僕の目の前は真っ白に輝き……やれやれ気がつくと豪勢な広間のど真ん中に立っていた。
目の前には王様らしき人間が僕を見つめている。やれやれ僕は説明が面倒なんだがな……
「その不審者を殺せ!」
やれやれ僕は死んだ。
天使「あ、能力渡すの忘れてた……まいいや。どうせ死ぬからも一回説明するかぁ……」