表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/192

第十四話 過去と人、付き合い方 1

 工房を出た二人は、町の中心にある市長邸を目指して歩いている。

 問題は何一つ前進しなかったわけだが、それだけでも伝えなければ始まらない。もしかしたらメルキュリクに会えるかもしれないし。

 もっとも、足取りは重いままだ。

 ナギトではなく、リオの方。さっきの話し合いに満足いかなかったようで、工房を出てからずっと俯いている。

 もとい、考え事をしている。


「危ないよ、リオ」


「……? あ、ああ。済まない兄様」


 家の塀とぶつかりそうになって、彼女はようやく前を向いた。

 しかし、それも少しの間だけ。また喉を唸らせて、内容の分からない思案を繰り返している。

 なるべく観察するつもりだったが、そろそろ注意した方が良さそうだ。


「リオ、考えるなら後にしなよ。あるいはきちんと前向くか」


「う……そ、そうだな。そうしようか」


 ――でもやっぱり、彼女は元に戻っていた。

 こうなったら相手を務めてやるしかあるまい。意識を外に向ければ、少しは周りの状態も気にしてくれるはずだ。


「和解できそうにないのが、残念?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ