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血と人と 7

 しかし納得しないリオが、ナギトよりも先に噛みつく。


「な、何故だ? 貴方がたにとっても、市民との対立を放置しておくのはまずいだろう?」


「でもなあ、工房の職人たちは連中の意見を聞く気がない。魔術も使えない連中が、何様のつもりなんだ、とな」


「……確かに、そういった認識はあると聞く。魔術製品に関わる職人は、帝国じゃ貴族みたいなものだと」


「正しくは、二耀族の血筋が、というところじゃがな」


 魔術は彼らでしか扱えない。

 マナ石にしてもそう。特定の用途に加工された石は、スイッチとして外から軽くマナを流し込む必要がある。無論、二耀族の血を持つ者にしか成せない仕事だ。


「マナ石は日常生活の他、武具にも使用される。テストミアが今あるのは俺たちのお陰だって、職人連中は自負しておるんじゃ」


「しかし今は、会場都市で――」


「そうなる前は、帝国やら共和国やらに攻められておったんじゃぞ? 守ってきたのは魔術の力じゃ」


「……」


 携わる者としての誇り。和解の前に、相互理解が欠けている。

 自然な出来事としてナギトや工房長が受け入れる中、一人リオだけが悩んでいた。

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