表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/192

血と人と 2

 先頭に立つのは、よわい七十になったばかりの工房長。

 まくった袖から露出した筋肉は、全盛期の名残が今も。辺りにいる職人たちも屈強な身体つきで、どれだけの力仕事かを体現していた。


「このままじゃ、テストミアでの商売も不可能になるかもしれねえ。ったく市民ども、誰のおかげで楽な生活が出来てるか、ちったあ考えてほしいもんじゃ」


「うむ、まったくだなご老人。加えて私たちは、神殿を破壊した者でもないのに」


「おお、分かってくれるのか嬢ちゃん。いやあ嬉しいのう」


 意気投合する工房長と妹。本物の祖父と孫みたいに、二人は話を加熱させていく。

 ナギトは傍観者として眺めるばかりだ。同胞――工房側の味方をするつもりとはいえ、必要以上に親密な関係を築くつもりはない。

 だって、喰われてしまう。

 彼らは多数だ。その数に真っ向から立ち向かえるほど、ナギトは根性の座った人間ではない。

 口よりも先に、手が出てしまうことも多いんだから。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ