表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
79/192

反逆者にして理解者 4

 ナギト本人がここにいれば、彼はどう考えたろう?

 恐らく、何も思うまい。彼とてアルクノメの性格は承知しているはずだ。彼女の解答も秘められた本心も、十中八九知りつくしている。

 にも関わらず彼女に執着心を持てるのは、ナギトなりの素朴さなんだろう。

 あの少年はよくも悪くも子供だ。自然体の中で、自身の感情と欲望を撒き散らす。

 暴君であり、支配者としての人格がそこにある。

 冷静であることは、彼にとって仮面に過ぎない。ただ周囲の反応が面倒で、そんな風に振る舞っているだけだ。脱ぎ捨てれば――オレステスの腕を切り落したような、冷たい本性が露わになる。


「では私はこれで。何か動きがあれば、あとで伝えよう」


「……来てほしくないけど待ってるわ」


 返事はせず、クリティアスはドアノブを回して退室した。

 見張りの兵に労いの言葉をかけ、落ち着いた足取りで外へと向かう。

 最中、考えるのはナギトのことだ。彼が今後、どんな動きを起こすのか。

 クリティアスの計画にとって、唯一の不確定要素がナギトである。彼はアルクノメの父親と同じタイプの人間だ。こちらの尺度で捉えれば、確実に足を取られる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ