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真槍VS魔眼大盾 4

「な……」


 どうしてここにいる? テストミアへの攻撃、制圧は帝国の利だ。彼が信念の通り動いているとしても、前線に出てくるなんて過ちを犯していい筈がない。

 理由は彼の右手。握っている円形の巨大な盾にある。

 魔眼大盾アイギス

 雷帝真槍や純潔狩猟ボウ・アルテミスと同じ、神による魔術兵器。

 ナギトにとっては相手に回したくない存在だった。魔眼大盾は唯一、真槍の一撃を防ぐことが出来る防具である。

 加えて、


「リオ――!」


「は?」


 盾が光る。予備動作の意味を理解していないのか、隣りにいる妹は首を傾げるだけだ。

 直後。

 ドラゴンによって半分近く破壊された校舎は、唐突に全壊した。


「い、いきなり危ないじゃないですか! リオだって――」


「おや、何を抗議する必要があるのかね? 私は今、君の敵だぞ? その身内ごと葬ってもおかしくあるまい?」


「……だ、そうだけど!?」


 困った顔を浮かべるリオ。

 しかしクリティアスの行動は、本当に想定外のことらしい。雷帝真槍の一撃から守られた帝国兵たちは、彼に抗議を行っている。

 無論。

 そんなもの彼には、ハエの羽音にしか感じないのだろう。

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