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未知との激突 6

 刹那で生じた異変に動揺するドラゴン。自爆にも等しい方法で飛んだナギトは、しっかりと孤影を見据えている。

 向こうが気付いた時には、もう遅く。


「っ……!」


 神速の一投が、落雷さながらに突っ走った。

 砕く、打ち抜く。

 ドラゴンは悲鳴すら漏らさず、木っ端微塵に砕け散った。


「変身する上にマナを吸うなんて、聞いてないよ……」


 十数メートルの高所から無事着地したナギトは、突き刺さった雷帝真槍を見ながら愚痴る。


 それだけドラゴンは希少な生物だ。ほとんどは神や魔神を先祖に持っており、その強大さに箔を押している。

 ナギトが倒した個体も例外ではなかろう。……案外、罰あたりなことをしたのかもしれない。


「怪我はないかな? 兄様」


 一息つこうとしたところで、懐かしい声が尋ねてきた。

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