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未知との激突 2

 直撃する神の力。

 通常の魔術では傷一つ付かないと噂の甲殻は、音を立てて崩壊していく。

 断末魔の叫びを上げるドラゴン。最強とうたわれた存在は、呆気なく――


「!?」


 真槍の光におぼれていく中、敵の目に生気が戻ったのをナギトは見た。

 一方で、魔獣の血肉は生々しい音を立てている。人間であれば内臓が潰れ、背骨が砕け散っているような死傷だった。

 それでも動く。

 傷が再生するような芸当も無しに、ドラゴンは再び牙を向いた。

 回避するナギト。ドラゴンの方は、長い尾も使った連撃を叩き込んでくる。巨体なのも手伝って、かわしきるのは徐々に難しくなっていった。

 ならば、と。雷帝真槍を盾に、その連撃を止めるまで。


「っ!」


 力と力が激突し、高らかな金属音が響く。

 しかしさすがに神の武具だ。衝撃は完全に殺している。自分自身の身体が踏み止まれるか不安はあったが、それも問題なく達成できた。

 異変は直後。

 全身から、唐突に力が抜ける。

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