表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/192

大国の噂 3

 人目を避けるため、二人は直ぐに路地へと踏み込んだ。少数の通行人とすれ違うものの、彼らは決まって急いでいる。アルクノメを一瞥いちべつすることはあれ、直接声をかけたりはしない。


「――ちょ、ちょっと待って。どうしてアルクノメも一緒に来るのさ? 転入するわけじゃあるまいし」


「ええ。だから今回は、ただの見学。市長さんの秘書に頼んだら、さっくり許可してくれたわよ?」


「そんな……」


 まるで納得がいかなかった。テストミアがどういう町から、アルクノメだって知っている筈だ。自分のことを軽率に扱っているとしか考えられない。

 ――いや、実際そうなんだろう。彼女がまだ、救出されたことに納得していなければ。


「しばらくはここで生活しなきゃいけないんでしょう? なら準備の一環として、学校の様子ぐらいは見ておきたいわ。貴方も近くにいるんだし、安全じゃない」


「いや、でも――」


「自信がないの?」


 炊きつける意図があるのか、ナギトの顔を覗き込みながら彼女は言った。

 小悪魔を思わせる挑発的な笑み。なんだか馬鹿にされているようで、少し頭にくる。無論、乗っちゃいけないのは分かっているが。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ