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第十七話 豹変の地 1

 地上のフロアへ戻ると、再びミノタウロスの歓迎を受ける。

 敵は相変わらず、物量頼みの戦術だった。もちろん苦戦する要素はなく、一匹、また一匹と的確に倒されていく。……負けると分かっているだろうに挑んでくるとは、もはや興醒めの域だった。


 とはいえ、耐久面の方は少し上がっているように思える。これまではほぼ一撃だったのが、踏み止まる光景も目立っていた。

 だからといって、前線を維持できるレベルではないが。


「ったく、どうにかしてアタシたちを外に出したくないのかね?」


 そんな余裕を零しながら、自慢の剣技で敵を切る。

 ナギトやリオの出る幕はほとんどないと言っていい。ドラゴンに吸われたマナも回復しきっていないし、助かることは助かるのだが。


「お、ようやっと出口だね。じゃあアタシたちは別の通路から行くから、よろしく」


「誤魔化しとけ、ってことですか?」


「もちろん。あそこにいる連中を助けに行くのに、別口の存在を知られるのは勘弁さね」


 ウインクと共に、責任が兄妹へぶん投げられた。

 ちょっとした文句でも言ってやりたいが、彼女たちは一目散に駆けていく。ミノタウロスの存在も依然。あまり長居したものではない。


 外に出る。

 異変は、直ぐに伝わった。

 入る前にあった筈の剣呑けんのんな空気が、綺麗さっぱり消えている。


「だ、誰もいない……?」

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