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書くこと。
書物。本。手紙・・・。
形はいろいろある。
挨拶。招待。教育。告白・・・。
思いにもいろいろある。
人によって、その時にもよって、
書くことは変わるのだろう。
想いを綴り、心を写して、
届ける為に書く人もいれば
想いを留めおく為に記す人もいるのだろう。
時に想いがこぼれる様を記し残し
心の枠を押し広げることもあるのだろう。
記し出して、心を汲み取り、余裕を作るなんてのもあるのかもしれない。
言葉が、会話が、人を繋ぐように
また書も人を繋ぐのだろう。
知り識る中で、考え方や思いが
心や思考の中に入ることも。
心のうちの記憶にも
写真のように切り取りアルバムのような場合もあれば
動画のように切れ切れのテープのような場合もあれば
言葉ひとつを頼りに開く本のページのような場合もある。
本の間に挟まる涙の跡のように
記憶に感傷が挟まる事も。