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その他  作者: さぼてん。
2/6

夢(あくむ)

寝て起きる

その度に寿命を削っているような気がする。


色々な世界。たくさんのループ。

死なない為には、選択肢を必死に潰していかなければならない。


目覚めて打つ早鐘に

寿命を削っている事を感じる。

体調?すこぶる快調だ。

心臓が早すぎる事だけが難点なだけで

間接も軽やかなら思考も冴えてる。

必死なのだ。


悪魔を倒せば願いを聞いてくれるだとか

ペルソナと向き合って克服するだとか

それ何のゲーム?と頭を過らせながら

呼吸と心音を軟着陸させていく。


怖い。怖い。怖い。

寝て起きただけでここまで感じる。


他愛のないネットゲームの馬鹿に明るい音に

先程のが夢である事を少しずつ受け入れる。


油断はしてはならない。

まだ窓の外が恐怖である可能性を考慮してる自分がいる。


驚く程体は軽い。

軽すぎて今にも飛べそうなぐらい。


本当、寝て起きるだけで

カロリー空っぽになるんじゃないかと思うぐらい

勢い良くエネルギーを使っている気がする。


重力の鎖が俺を縛る事を忘れているんじゃないのだろうか

そう思いそうなぐらい体が軽い。

それが怖い。


生きている。大丈夫だ。

怖い。怖い。怖い。

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