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魔王さまのおしごと…迂闊な魔王はどこへ行く  作者: 溶ける男
第二章 領地を得よう!

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10月31日

次の日投稿だったり二週間ぶりだったりと本当に不定期で申し訳ないです。


1;00

ログインしました。

翌日2人と一緒にパーティーを組んでフィールドへ出かけた。

カル君に渡した二振りの刀は、セットボーナスの効果を確認するためにタフで動きの遅いモンスターを選んで試してみたところかなり凶悪な効果だということが分かった。

カル君曰く連撃を加えるごとに手ごたえとか切れ味が良くなっていく感覚があるようで、モンスターのHPの減り具合を見る限り最終的には最初のころに与えていたダメージの2倍近い威力になっていたようだ。

今のところ20回目までは上昇するみたいだが、ダメージ倍率の上昇は二刀流スキルレベルに依存するらしいのでさらに上がると思われる、今後はいかに避けながら連撃を加えて行くかが課題になりそうだと言っていた。

クレアさんの白雪は、運用的には大剣と変わらないサイズにしたためそこまで違和感なく使えているようだが、やはりアーツが使えなくなっている分与えるダメージが少なくなってしまい戦闘時間がどうしても長くなってしまうそうだ。

そこで、自分が使っているオリジナルのアーツの説明と実践を行ってみたところ2人ともかなり食いついてきた。

今使えるのは一閃と名付けたモノのみだが、以前に比べると発動時間が早くなり戦闘中でも何とか使えるようになってきている。

簡単には出来るものではないが、もしかしたら大剣のアーツを再現するつもりでやれば案外うまくいくのではと提案してみたところ、まさかの一発で成功と言う結果になった。

今まで俺の苦労は何だったのか…イヤイヤ今までのアーツの感覚有ったから再現できたんだろう、そうじゃないと…泣いちゃうよ?

そんなこんなで二人と別れた後、アップデートまでに生産スキルを上級まで上げようと思いひたすら生産に勤しんでみた。

結果、鍛冶・革加工・錬金が75まで上げることが出来たのだが上級にあげるためにはクエストをクリアする必要があり、鍛冶のクエストは品質8以上の武器又は防具を試験官の前で5回連続して作り出すと言うもので、条件さえ満たしていれば種類は問わないと言う事だが、安定して品質8以上を作り出す技術が必要となってくる。

他の生産スキルも同じようなもので各クエストに向けての安定した品質のモノを作り出す為に今までやっていた各作業をより高い精度でこなせるように一つ一つ見つめ直して何とかクリアすることに成功した。

その過程で調べた実際の刀の造る際の作業量に驚き、今まで作っていたインゴットをイメージとスキルの力で刀の形にするのではなく現実のやり方を取り入れた方法で作って見たのがこれだ。

____________________________________

真ヨウ刀Ver1.0

ATK+38

異世界の鍛錬法で造られた鉄製の刀だが、ナマクラである。

*対応スキルが無いため≪アーツ≫の使用は出来ません

品質3

____________________________________

作成には今までの数倍の時間がかかってこの品質とか泣ける。

ただ、以前作った鉄製の刀が品質10で+40だったことを考えるとこのやり方が間違いではないと思うのだ、説明部分にも今までは使った素材製の刀としか書かれていなかったのに異世界の…と書かれていることからそういったスキルアシストの無い部分の工程も評価されているのだろう。

ただ売り物として造るとなるとこのやり方では、まだまだ品質的にも時間的にも厳しいモノが有るのでスキル頼みのモノが一般的だろう、まぁ刀を使っているプレイヤーなんてほとんどいないのだが。


しかし、レベル上げとは言え特に売れないもの大量に造り続けるのは精神的にキツイものが有る。

素材は自分で取りに行くので元手はあんまりかからないから何とかなっているが売れた時の達成感とか考えると萎えるのはしょうがないのではないだろうか?と言うことでそうならないと為にハイカイゴブリン・Aに鎧と刀を支給しました。

どうせ売れないんだから自分とこの領地で使ってしまえばいいじゃんと言う安易な考えだが、20体くらい召喚して配り終えた後に一緒に素振りを始めるとこちらに合わせ一斉に振り下ろす姿には何とも言えない高揚感もある。

以前は刀のみだったが鎧も来たことで防御力も上がっているだろう。

素振りを終えて乱取りを始める、手加減無しで掛かってくるように言い刀を構える。

先ずは1対1から始めてみよう順番に20体の相手をする。

流石に3ケ月近く使っていたので其れなりの攻撃を仕掛けてくるが、まだまだ負けるわけにはいかない。


一通り終えたので今度は、4グループに分けてリーグ戦形式の試合だ。

試合のたびに死んでしまってはいけないので刃をつぶした試合用の刀に持ち替えさせて戦わせる。

グループトップ4名には名前を付けることにした。

4グループごとの試合はそこまで見所のあるものではなかった。

元が同じ能力のゴブリンなのでたいした違いは無いので当たり前なのだが、凡戦が続くが徐々に腕を上げて行き各グループで勝ち残りが決まるころには白熱した試合が展開されていた。

少し特徴が顕著にみられる個体が残り手数重視型のタロウ・一撃必殺型のジロウ・カウンター型のサブロウ・居合型のシロウとそれぞれに名前を付けて最後に4名でトーナメント方式で優勝を決めよう。

抽選の結果、タロウvsサブロウ、ジロウvsシロウとなった。

第一試合の結果は、タロウが素早い動きで翻弄するかに思われたが不用意に放った一撃にサブロウがカウンターを決めた、第二試合はお互い相手を探るように牽制しあい目に見えぬ攻防の末にジロウの上段から勢いよく振り下ろされる刀よりも早くシロウの攻撃が胴を打った。


決勝はサブロウvsシロウとなった、個人的には攻撃方法がかぶるので居合型を応援してたりするが結果はどうなることやら

合図とともに駆け出したシロウの一撃をサブロウが上手くかわして刀を振り下ろすそのまま決まるかと思ったが、とっさに左手に持った鞘で軌道をそらして避けるシロウが距離を取って仕切り直しとなった。

サブロウは右手に刀を持ち脱力して構え相手の出方を伺う、シロウはじりじりと近づきながらスキを突こうとフェイントを重ねる。

何度目かのフェイントの後、距離を詰めるシロウに合わせるようにサブロウが刀を振るうが、直角に曲がるような軌道で回避したのちにサブロウの右側に回り込み胴を薙ぎにかかる。

そのまま決まるかと思った瞬間、サブロウの突きがシロウの喉元で止まり勝負が決まった。


エキシビジョンとしてサブロウと戦ってみたが、名前を付ける前に闘ったころとは違い各技術に明確な意思を甘受られる攻撃が有った、コレがネームド化によるAIの成長なのだろう。

先ずは、シロウと同じように居合から入ることにした、同じような軌道で一気に間合いを詰めて刀を振るう。

ステータスの差でかなりのスピード差があるはずだが、難なく躱すシロウから繰り出される斬撃に合わせて戻した刀を根元から巻き上げるように振りぬき相手の武器を奪う。

コレは、以前コボルトの相手をしていた時に武器を奪う方法を探して参考にしたゲームの動きを再現したものだ、練習では上手く言っていたがその後同じくらいのサイズの武器を持った相手と戦う機会が無くて今回初披露の技術だ。

巻き上げられて手を放してしまったサブロウの首筋に刃を止めて勝負を決める。


よかったぁ、何とかうまくいきました。

これで負けたら魔王の威厳がなくなってしまいそうで内心ヒヤヒヤ物でした。

最後に四名を集めて言語スキルを追加して攻撃スタイルに合わせた刀を打ち上げることを約束し、鍛錬に励むよう伝え別れログアウトすることにした。

これが、ゴブリン四天王が誕生した瞬間であった。


明日は、遂にアップデートなのでいろいろと楽しみだ、先ずは生産都市でも目指してみようかな?


_____________________________________

ヨウ

装備スキル

 ≪魔王14≫≪孤軍奮闘43≫≪武運15≫≪属性付加55≫

控えスキル

 ≪刻印魔法24≫≪上級採掘3≫≪上級鍛冶4≫≪上級革加工2≫≪福運45≫≪上級錬金術1≫

商業ランク F

称号

 【グラッジ草原の覇者】

 【ヘイゼン沼地の覇者】

さてゴブリン四天王なんて作って見ましたがこれって誰得?なんでしょうか

確実に自分の首を絞めていることだけは確かです。

ネーミングセンスについては主人公が絶望的と言うことで許してください。

毎度お読みいただいてありがとうございます。

誤字・脱字、感想などありましたらよろしくお願いします。

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YouTubeにて主題歌配信中「魔王様はじめました」
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