10月5日
あけましておめでとうございます。
取りあえず今年第一回の投稿です。
今更ですが≪皮加工≫を≪革加工≫にしました。
1:00
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グラッジ平原を領地化してから5日経ちました。
2番目に狭いと言っても端から端までの距離は、5~6km位はあるのでそこに馬車がすれ違える程度の道幅の道を作るのは大変だった。
最初は、ビルドベアを指揮しながらやっていたのだがどうにも効率が上がらなかった。
どうしたモノかと考えながら10匹のビルドベアを観察していると1匹、動きの良い個体がいることを発見した。
その1匹を呼び寄せて、更なる強化を施した。
最近分かったのだが、作成したモンスターは後から使用した素材の上位変換や追加、スキルの強化と追加などで更なる強化が出来るのだ。
後は、知らずにやっていたのだが個体名を付けることでネームド化と言う強化方法も発見された。
ネームド化は、名前を与えることでモンスターが簡易の戦闘AIから専用のAIに切り替わりより複雑な思考や成長を遂げることが出来るようになるのだ。
ただ、AIの成長による戦闘面や生産面での強化や独自の鍛錬による成長や進化などのメリットと引き換えに倒されてしまうと文字通りの死んでしまいデータの消滅となってしまうというデメリットが発生してしまう。
図らずも領地の店主モンスター達には、名前を与えていたので独自の進化を遂げつつあるようだ。
今回、このビルドベアにも群れのリーダーとして強化とネームド化を施した。
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ビルドベアリーダー・バル
HP:B MP:F ATK:B DEF:C INT:E SPD:E DEX:B
≪建築B≫≪統率C≫≪言語C≫
魔力コストB
熊素材をブラックベアの素材にしステータスもフィールドに出る機会も多くなるので強化を施したことでビルドベアよりも一回り大きな個体となった。
スキルにも新たに≪統率≫≪言語≫を持たせて群れの管理と意思の疎通を図れるようにした。
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ブラックベアは、ソフィアさんと行った森林ダンジョンに居た3m級の熊だ。
初めて戦った熊がかわいく思えるくらいの凶暴さだった。
バルと名付けたビルドベアにその後の工程を任せてクエストの報告の為、エルナさんに会いに行った。
「どうも、お久しぶりです。」
「あら、新しい領地を手に入れるのに随分と時間がかかったようですね。」
おっと、いきなりの先制パンチが飛んできた
「すいません、装備を整えたりするのに時間がかかっちゃいましてね」
「あら、いいわけですか?…まぁいいでしょう」
ぐふっ…相変わらずの対応だな、いつかデレさせてみせるぞ。
「それで、次はどうなってるのかな?」
「そうですね、まずは新たに手に入れた領地の管理と新しく【領地争奪戦】を行うことが出来るようになりました。」
「【領地争奪戦】ですか?」
説明を聞く限り魔王同士の領地を掛けた総力戦とでもいえばいいのか、双方同意の元に行われる決闘システムで3本勝負となっていてお互いの賭けた領地で行うモンスターやフィールドのギミックを使用することのできる領地戦が1、2本目で3本目が魔王同士の1対1の対戦となる様だ。
領地戦は、お互い自分の領地と言う地の利を生かした戦術がモノを言いそうなので結局3本目の1対1になだれ込みそうな予感がする。
勝つと相手の賭けた領地を手に入れることが出来て、負けた場合は領地を奪われるが【魔王の楔】は返却されるそうだが、争奪戦で手に入れた領地が奪われた場合は返却されない。
まぁ、これで貰えるようなことになったら【魔王の楔】の無限増殖が出来そうな気もするので当然の処置なのだろう。
賭けの対象となるのは、取得したフィールド領地で最初に手に入れた場所は賭けることが出来ない為、フィールド領地を持たない魔王プレイヤーとは争奪戦を行えない。領地を奪われたプレイヤーは新たに他の領地を手に入れてからでないとリベンジ出来ない仕組みとなっている。
MMOで言うところのギルド戦に近いものがあるのではないだろうか?
「大体理解出来ました。ありがとうございます。」
「そうですか、次は3つ以上領地を取得することが出来たらこちらへ来てください」
えーっと…3つですか?
これは、領地争奪戦をしない場合は、≪魔王≫を30まで上げないといけないので戦えと間接的に言っているのだろう。
取りあえず【領地の分布図】を取り出して状況の確認をすると、現在魔王の総数は、74名でその内の15名がフィールドの取得に成功しているようだ。
思ったよりイベント後に魔王をやめたプレイヤーがいたことに驚いた。
最初のキャラクター作成時に選ぶ以外にもアイテムの説明に有った通り何らかの条件を満たすことでの取得が出来るようだがまだそこに至ったプレイヤーは居ない。
残念ながら攻略サイトでも≪魔王≫の取得は
1.初期能力は高いが成長が遅い上にスキル枠が7と大きいために戦闘面ではプレイヤースキルを求められ、レベルの上がるスキルの量が少ないためにSP不足も深刻
2.ギルドへの登録不可により金銭面では領地を手に入れるまではドロップ品の売買くらいでしか稼げない上にギルドのクエストへの参加が出来ないことから基本ソロか傭兵的プレイになる。
3.イベントでの敵役としての対人戦が今後もあると予測される
などのうまく立ち回らなければ即効で詰むと敬遠されるような説明が乗っていた。
否定が出来ない面は多々あるがここに生産を絡めるとソコソコ生計は立てられるんだがわざわざ教える義理もないだろう。
話がそれたが、本題となる15名のフィールド領地取得者だが前回のイベントでの上位入賞者のようで見たことのある名前が多々あった。
今挑んでも返り討ちに会うことは、目に見えているので≪魔王≫を20まで上げて二つ目の領地を手に入れてからでも遅くないだろう。
と言うことで、お金を稼ぐため絶賛生産中です。
どうせなら取得している≪鍛冶≫≪革加工≫≪錬金術≫のスキルを上級まで上げたい、因みに生産系のスキルは初級から中級にはスキルレベルを50まで上げてランクアップに必要なSPを消費することで上げることが出来、中級から上級は75に上げる必要がある。
もう少しで革加工を中級にすることが出来るレベルなのでまずはそこから攻めてみよう。
鍛冶と同じころに取得したのにいつの間にか中級のレベルでも抜かれてしまっていた。
手元にある数々の皮たちを取りあえずレア度の低い順に並べ替えてひたすら鞣していく。
これは、スキルレベルにあった素材を使用した方が経験値の効率もよく素材も無駄にならない事を以前アインさんに教えてもらったからだ。
素材のレア度とは、取得したモンスターの強さやドロップ率などで決められているものだ。
ランクはF~SSまであるらしいがまだA以上の素材を入手したプレイヤーは居ないらしい。
因みにフィールドの主のソロ討伐報酬の瞳や胆石はBランクだった。
ソロ討伐で必ずもらえるのだろうからドロップ率から考えるとそこまでレアではないのだろう。
そんなことを考えながら作業を進めていると、≪初級革加工≫が50になったのでSPを消費して中級にした。
事前に中級用の道具は買っていたので持ち替えて更に数時間かけて手持ちの皮を鞣し終えることが出来た。
さてとこの大量の革どうしようかな?
大した案を思いつくことも出来ずログアウト時間が来てしまったのでここで今日は終了としよう。
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ヨウ
装備スキル
≪魔王13≫≪中級革加工12≫≪福運31≫≪属性付加55≫
控えスキル
≪孤軍奮闘41≫≪武運12≫≪刻印魔法16≫≪中級採掘65≫≪中級鍛冶50≫≪中級錬金術8≫
称号
【グラッジ草原の覇者】
【ヘイゼン沼地の覇者】
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