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祝一周年!! キャラクター座談会~!! by血色メンバーズ

カナタ(以下カ)「本日をもって、“血色の翼と光の刃”は一周年を迎えることができました! それを記念しまして、座談会と、今までに消えていった“血色”のボツネタ暴露大会を開催したいと思います!」


一同「イェーイッ!!」


カ「では早速、メンバー紹介から! お一人ずつお願い致します!」


ノゾミ(以下ノ)「コードネーム“アスノ ノゾミ”こと……って、名字はまだ秘密なんだっけ。叶です。よろしくお願いします」


タイガ(以下タ)「同じく、コードネーム“ヒロキ タイガ”こと……あれ、俺も本名の名字まだだわ。彰です」


ノ「っていうかあんた、コードネームの名字……地味に初出しじゃない?」


タ「……あ! 確かに!」


カ「初登場の時から、ずっと“タイガ”とだけ呼ばれてたもんね。まぁそれはともかく、最後の方、よろしくお願いしま~す」


ミチル(以下ミ)「コードネーム“ヒカリ ミチル”こと、霧生 麗です。よろしくお願いします」


カ「はーい! それでは始めて行きたいと思いま~す!」


タ「ちょちょちょちょ! カナタ! お前自分の紹介してない!」


カ「おっと、失礼しました! コードネーム、本名、共にハルカ カナタです! よろしくお願いしま~す!」




 『作品ができた経緯』


カ「ではまず最初のお題から。“作品ができた経緯”、ということですね」


ノ「なんか聞いたところによると、実は最初はお試し版みたいな意識で書き始めたんだって?」


カ「そう。もともと作者は二次創作をメインで書きたかったらしいよ。で、実際書いてたんだけど、文章を書く練習が必要だと思って、この作品を書き始めたんだってさ」


タ「作者が書いてた二次創作って……半年以上更新されてない“アレ”か?」


ミ「そうそう。一時期メチャクチャ不安定だったあのサイトに投稿されてるやつ。でもいつの間にかこっちの更新にかかりきりになっちゃって、ほったらかされてるんだよね……可哀想に。まぁ、一応今でも書きたいっていう気持ちはあるらしいけど」


タ「典型的な、“目的と手段を取り違えた”っていうパターンな訳だ」


カ「……身も蓋もない言い方だけど……まぁ、そうだね」


ノ「でも他にも理由があって、どうやら作者はこっちの方が書きやすいと感じたらしいわよ」


ミ「こっちって?」


ノ「いわゆる三人称視点、ってやつ。あの二次創作は主人公の視点、つまり一人称視点なんだけど、そっちはあんまり向いてないと感じたみたい」


タ「でもあっちも書きたがってはいるんだろ? なんちゅうワガママな作者だ」


カ「でもまぁ、確かに一人称視点って主人公一人の視点に情報が制限されるし……複数の人間の心理描写には向かないかもね」


ミ「そだね」




 『世界観』


カ「さて、次は世界観です」


ミ「凄く簡単に表現すると、“怪物と、それを倒す超能力者のいる世界”、って感じかな?」


タ「だな。でもその存在は世間には認知されてなくて、変わったところのない、平凡な世界だと一般人には思われている、って訳だ」


ノ「日常の中に潜む姿なき脅威、妖獣。そしてそれを狩る超能力者、殲士。……超能力バトルものとしては割とオーソドックスな設定よね」


ミ「うん。珍しいのは、主人公が二重人格、って辺りかな?」


カ「ただの二重人格とも違う感じだから、ややこしいけどね。まぁ、それは後で話す事にして。この世界の退魔組織である、よ……」


タ「ストップ! それはまだ一応秘密だぜ!」


カ「おっと、危ない危ない……で、組織は、実は防衛省の傘下の組織って設定なんだよね」


タ「あぁ。作中ではほぼ語られてないけど、組織は防衛省の極秘組織。もっとも、当然歴史は組織の方が圧倒的に古いが」


カ「でも、そうでなきゃ廃墟に偽装してあんな本部は作れないよね。エレベーターやら武具のメンテナンスブースやら、トレーニングセンターに、医務室に……」


ノ「ちなみに、今後作中に出ることはないだろうから話しちゃうと、他の国にも似たような組織があるって設定です」


タ「え? そんな話あったっけ?」


カ「あぁ、そういや外国にも妖獣はいる、みたいなこと司令が言ってたっけね……」


ノ「でも、今後登場しないってのは、ある意味当然かもね。出てこられたら私も困るし」


ミ「どうして?」


ノ「コミュニケーションの問題。高校レベルの英語じゃ自信ないわ」


一同「「「……確かに……」」」




 『殲士』


ノ「さっきの話の中に出てきた、妖獣を狩る超能力者。それが私たち、殲士……」


ミ「その力の源は、私たち殲士に備わっている未知の力……“魔洸”です」


タ「今のところ、俺たち殲士が魔洸を扱える理由は不明。ま、霊感を持ってるか持ってないか、みたいな確率の能力って感じだな」


カ「で、それを扱える人たちを集めて作ったのが、僕たちの所属している組織って訳だね」


ノ「殲士は、もちろん私たちの他にも存在しています。今後、ほぼ確実に登場することになるでしょうね」


タ「ちなみに俺たちが仕事中に纏っているスーツは、全身に銀が散りばめられたもの。その銀が、俺たち殲士の魔洸の出力を底上げしている」


ミ「……うーん……」


ノ「どしたの? ミチル」


ミ「うん、ちょっと恐いこと考えちゃってさ……」


タ「恐いこと?」


ミ「私たちのスーツって、全身タイツのツナギみたいなやつじゃない?」


カ「うん」


ミ「その全身に散りばめられてる銀の総量考えると……スーツ一着で幾らくらいかかってるのかなぁ、って……」


一同「「「「…………」」」」


ノ「銀って、ザックリ言ってグラム80円くらいよね……?」


カ「それが全身にビッシリ、ってことは……」


一同「「「「…………」」」」


タ「……考えるの、やめようぜ……」


ノ「……そうね」


カ「……あ、ちなみに余談ですが、殲士スーツの材質のイメージは実写版“G◯NTZ”のスーツだそうです」


ミ「……言っていいのかな、それ……」




 『血色の翼』


カ「さて、いよいよこの作品の大きなキーワードになっている“血色の翼”についてです」


ノ「なんでも、この作品の初期構想から“血色”だった、って聞いたけど?」


カ「そ。で、その対極として、妖獣が消滅する時の粒子の色は青、ってところまではスムーズに考えがまとまったんだってさ」


ミ「でも、なんでただの“赤”じゃなくて、わざわざ“血色”なの?」


ノ「殲士の魔洸に限らない話なんだけど、超能力者って大抵は自分の中にある能力の原動力ソースを削って能力を発動させるでしょ?」


カ「うん」


ノ「で、その原動力は、自らの血肉。というイメージが、作者の中にあったから、だそうよ」


タ「へー。意外とちゃんとした理由があったんだな」




『ハルカ カナタ』


カ「この作品の核となっている人物、ハルカ カナタ。僕は、普通の殲士とは大きく違います」


ノ「まず、同じ肉体に、二つの心があること。そして、奇妙な特殊能力を持っていること、ね」


タ「特殊能力に関しては、この作品の根底に関わる部分だから説明を省くとして。二重人格の方を、この作品のテーマ的な視点から少し掘り下げてみるか」


ミ「うん。まず、主人公のカナタくんは二重人格だけど、一般的に知られている二重人格とは違うところがあるね」


ノ「その最大の違いは、“二つある人格のそれぞれに、別々の記憶がある”ということ。私の恋人だったカナタと、帰って来た以降のカナタ。人格も違えば、記憶している過去も当然違う」


カ「この作品のテーマは、実はその辺が深く関わってきます」


ノ「一つの体に二つの人格。作品の前書きにも書かれていますね」


タ「周囲が認知している自分と、自分の中で積み上げてきた自分の過去とのギャップ、か。特にカナタの場合はそれが特に大きいからな」


ミ「うん。方や優しい普通の少年に、方や獰猛な狩人。ほんと、ここまで雰囲気変わってるのにノゾミちゃんは公園で再会した時よくわかったもんだよ……」


タ「愛の為せる技か?」


ノ「うっさいわね!!!」


 ギリギリギリィィィッ!!!


タ「いでででで!? アイアンクローに祓光併用すんじゃねぇよ!?」


カ「……え、え~っと……とりあえず、ほっとこうか?」


ミ「……そだね」


タ「助けてくれよ!?」


ミ「……さておき。ある日突然、自分の過ごしてきた世界観が砕け散ったら。そして叩き込まれた別の世界で、自分を知っている人が、現在の自分でない自分こそが本物だ、と言ったなら……その恐怖は、どれほどのものなのか……」


タ「ったく、ひでぇめに遭ったぜ……」


カ「あ、復活した。タイガくん、大丈夫だった?」


タ「お前らは見捨てただろうが!! ……まぁともかくだ。カナタの陥った状況は、ちょっと想像してみただけでも……ゾッとするぜ」


ミ「そうだね。今まで積み上げてきた、自分を作り上げるもの、土台みたいなものが、足元から全て粉々に崩れ去ったとしたら……」


ノ「……その絶望感と喪失感は、想像を絶するわね……」


カ「それを、どう乗り越えるか。周囲の人々と、どう接していくのか。それを描いて行きたいと思っているそうです」


ノ「作者は、人間の内面……心の動きを描きたいんだそうよ」


ミ「これからもそれができるよう、精進していきたい、と作者さんは言っています。お付き合い頂ければ幸いです」




 『作品を書くときのルール』


カ「では、気を取り直して。作者がこの作品を書く時に、自分で決めているルールがいくつかあるそうです。では、一個ずつ紹介していきましょう。まず一個目は、“人間の叫びはひらがなで、妖獣の叫びはカタカナで書く”という事だそうです」


タ「で、ザックリ聞くけど、なんで?」


カ「ほら、戦闘中って殲士と妖獣が同時に叫ぶでしょ? セリフが二つ連続すると、どっちがどっちか分からなくなっちゃうからね。それを防ぐためだってさ」


ノ「実際、戦闘シーンはほとんどそんな感じだから。確かにこの書き分けは必要かも」


カ「では二つ目。“登場人物の本名は漢字で、コードネームはカタカナで表記する”ということです」


タ「またカタカナとひらがなかよ?」


ミ「まぁ、書き分けって言ったらそんな感じじゃない?」


ノ「日常に身を置いている、本来の少年少女としての私たちを描写するときは、漢字で本名を。妖獣を狩る殲士としての私たちを描く時には、コードネームをカタカナで書く、っていう感覚だそうよ」


カ「だからこそ、どちらもカタカナで表記される僕の異質さが際立つ、って訳だね」


ミ「あとは、タイトルは必ず漢字四文字にすること、だね」


カ「ほんとは繋がった漢字四字にしたかったんだけどね……作者に語彙力がないから……」


ノ「ま、できなかったものは仕方ないわよ」


タ「……いつだかの後書きにも書いてたが、漢字四字って、ほんとフォーゼみたいだよな……」


カ「気付いたのは書き始めた相当後だったけどね……」




 『ボツネタ暴露大会』


カ「ではいよいよ、(作者が)お待ちかねのボツネタ暴露大会です! さっそく、行ってみましょう!」


タ「いや……作者が、て……」




1、隼人は戦闘中は必ず登場する予定だった


ミ「どういうこと? これ」


カ「え~、作者の資料によりますと……どうやら魔洸を使用すると隼人くんが出てくる、という設定だったらしいです」


ノ「戦闘中は必ず人格が隼人にチェンジする、ってこと?」


カ「そうみたい。もっとも、じゃあ戦闘中の記憶は現世に戻ると毎回ないの? っていう感じに、記憶に関してややこしいことになっちゃうから、却下になったらしいけど」


タ「それに、二人の記憶が入れ替わるってことは、簡単に事情説明ができちまうってことだからな。作品として破綻しちまう」


ノ「……どうでもいいことなんだけど、こういう場合って“作者”なのかしら? それとも“筆者”?」


一同「「「……さぁ?」」」




2、名前にそれぞれ意味がある予定だった


タ「今だってちゃんと意味あるじゃん」


カ「いや、そういうことじゃなくてね? 例えば僕、“カナタ”だったら“火鉈”とか、名前に技とか武器の当て字を付けたかったんだってさ」


ノ「実現しなかった理由は、ひとえに作者のボキャブラリーと想像力の無さね」


ミ「……ノゾミちゃん、そんなにバッサリ言い切らなくても……あ、向こうで作者さんが泣き出した……」


カ「作者いたの!?」


タ「……ま、ともかく。主人公の最強武器が鉈とか、あんまりカッコいいとは言えないしな」


ノ「確かに……それに、どっかの猟奇的アニメみたいになっちゃうしね」


タ「あれは鉈持ってるの女子だけどな」




3、戦闘場所は現世だった


カ「うん、説明がいらないタイトルだね」


ミ「でも、これは却下された理由が分かる気がするよね」


ノ「妖獣が人間を捕食した現場は、ひどい状態になる。しかも、妖獣はかなり昔から存在している、となれば……」


タ「そっこらじゅうに鮮血ビシャー! な現場があるってことだからな。そんな事件がずっと断続的に、そこらじゅうで起こっているとなれば……んなもん隠蔽できるはずがない」


カ「それに、戦闘場所は閑静とはいえ市街地だからね。妖獣が人間を捕食するために、道端を歩いてたら……」


ノ「目撃者が出ないのはむしろ不自然。それに、妖獣がどこから現れてどこに消えるのか、それも問題になるし」


ミ「出現場所かぁ……確かにね。一般人と殲士の、身を置いている日常の違い、っていう作品の世界観自体が壊されかねない」


ノ「ところで、妖獣の出現時間は最初から夜だったの?」


カ「うん、そうみたい。“超能力バトルの王道と言えば夜でしょ!”っていうイメージが作者の中にあったんだってさ」


ミ「なるほど。まぁ確かに、真昼間にグロテスクな怪物が街中歩いててもあんまり怖くないしね」




4、05改・三番は死なない予定だった


ノ「三番って……え~と、二十話に出てきたやつだっけ?」


ミ「というより、降雨編のメインになった妖獣、って言った方が分かりやすいんじゃない?」


カ「うん。本当は引き分けにして終わらせるつもりだったそうなんだけど、どうも筆……というか、キーボード?……が進んで勢いで倒しちゃったらしいね」


タ「作者に言わせると、『キャラが作品中で勝手に動いて倒しやがった!!』らしい。……微妙な気分だな」


カ「キャラが勝手に動くって、よく聞くフレーズだけど……ほんとにそんなことあるのかな?」


ノ「さぁ? まぁともかく、まだ作者にそこまでの力量がないのは間違いないけどね」


タ「小説自体を書き始めたのが、ほぼ一年前。たかがその程度じゃ、まだまだなのは当たり前か」


カ「……書いた分上達してるかどうかは、微妙なところだけどね」




 『エンディング』


カ「さて、行き当たりばったりで始まった座談会でしたが、今回の座談会はここまでとしましょう。……“今回の”?」


タ「次あんのか!?」


ノ「まぁ、この作品が今後も続いていくのなら……そういう可能性もなくは……」


ミ「順当に行くなら、来年?」


タ「つかこの作品って、終わらせる見通し立ってんのか……?」


カ「エンディングはちゃんと固まってるそうだよ。そこへ行くまでの道のりは不明らしいけど」


ノ「結局、行き当たりばったりか……」


ミ「……若干の不安は残りますが、これからも“血色の翼と光の刃”は続いていきます。ここでサラッと、今後の予定なんかを……」


カ「まず、二十一話をとっとと投稿させます。もしサボるようなら、滅光で脅しかけてでも……」


タ「いやいやいや!!」


ミ「その後は、文化祭編の予定です。まぁほとんど遊び回になるかと思いますので、もしかしたら飛ばすかもしれませんが……」


ノ「そしてその後は、カナタの修学旅行編。いよいよカナタの過去、隼人と叶の出会いについて明される予定です」


タ「ようやく、だな……ここまで長かった……」


カ「僕の過去は、また“~編”みたいに、数回に渡って語られます。お楽しみに」


ミ「タイトルに隠された伏線も、まだ回収できてないしね」


カ「そうだ、ここでご報告を。ユニークアクセスがとうとう1000人超えました! ありがとうございます! これからも、頑張っていきたいと思います!」


ノ「ではこれからも……」




一同「「「「“血色の翼と光の刃”を、よろしくお願い致します!!!」」」」




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