7.ダルジール警視シリーズ
ダルジール警視シリーズ
レジナルド・ヒル氏著
アガサ・クリスティで外国文学(果たして外国ミステリーを外国文学と言うのだろうか)を紹介したのでご紹介を。シリーズものです。
読んだ事ある方いるかな?
少しマニアックなのでしょうか?でも図書館にあったしそんな訳ないか。
ダルジール警視が主人公の警察ものです。個人的にはミステリーとは違うように感じました。推理というよりは刑事ものな気がする。だから読めた。
面白いです。主人公はばっちり下衆くてカッコよくはなく、太ってる。でも最低限女にモテます。
こちらと似たような感じで、87分署シリーズも好きでした(作者は違う方でこっちの主人公はカッコいいです)。これも外国の刑事もの。
どちらも犯罪の現場はわりと凄惨だったような気がします(うろ覚えですみません)。同性愛も出てきてたような……性行為も描写はさらっとだけど激しかったような……合ってるかな?
私がムーンの作品を抵抗なく読めたのはこの二作品のお陰な気がする(あと村上龍さんのお陰。わりと描写が激しいですよね)。
ダルジール警視シリーズでは主人公が下衆いせいで、やるせない犯罪もそこまでストレスにならずに読めます(そこそこのストレスにはなる)。
87分署では耳の聞こえない美人の奥さんテディが好きでした。主人公が奥さん大好きなとこもいい。テディにアタックする描写や告白シーンはギュンギュンしました(描写はとても少ないです、刑事小説なんです。だからそこにツボるのは違うのだろうけど、とにかく色恋が好きだ)。