5.司馬遼太郎
司馬遼太郎
本じゃないじゃん。人じゃん。
ねー、もう人です。
でもこの方を一冊で語るのはもう無理だと思う。
著作が多い、全部すごい。やたらと面白いし考証が深くて濃い。
何でも新作書くとなると東京の古書街の新作関係の時代の資料を総ざらいで買って、調べまくってから書かれたのだとか。だから古書街の古書店の店主達は「司馬遼太郎が次書くのはこの辺りの話のはず……」とかって予想したらしいです(本当かな?裏は取ってません)。ああ凄い。
司馬さん(私はこう呼ぶ)の本は主に高校生時代に図書館で片っ端から借りて読みました。購入までしたのはごく僅かです(だって多いもん)。
高校時代に学校の図書室で借りた「竜馬がゆく」の五巻だけがなぜか学校の図書室にはなくて(ひどい)、どうしても早く読みたくて買ってしまった五巻と、祖母からもらった「街道をゆく」が数冊だけです。
著作を全て読んではいませんが、この人の書く男達ってカッコいいなあと思う。カッコいいのを選んで書かれてるんだとは思うんですけどね。
お勧めは、うーん「国盗り物語」でしょうか?「竜馬がゆく」も好きですが坂本竜馬の話なので最後は殺されてしまうんですよね……感情移入して読んできたのに主人公は絶対に死ぬとか辛い(私は最終巻は手を冷たくして震えながら読みました)。
とっつきやすいのは「梟の城」かな?趣はちょっと違うんですが入りやすいかもと思います。
あと私は「坂の上の雲」で司馬さんが美文だと言っている秋山真之の「敵艦見ユトノ警報二接シ〜」の一文がとても好きでして、勝手に目標としています。
「之ヲ撃滅セントス」には痺れますね。電報だから片仮名なのもいい。状況とその後の展開全て含めてひたすらにカッコいい(戦争なんですけどね、不謹慎だとは思うけどカッコいいと思ってしまう)。史実って凄いです。
文章に迷った時はこの一文を思い出しています。
よければググって読んでください。電報だからすぐ読めるし、色んな解説も出てきます。
ひええ、お読みいただきありがとうございます。
誰が読むんだ?と投稿しだしたエッセイですが、pvが思ったよりあり、ブクマまで付けていただいています。ありがとうございます。
紹介したいものを下書きでタイトルだけ並べると、あと七つはあるのでボチボチ書いたらあげようかと思ってます。更新は不定期になります。
こちらはもし感想をいただけるなら返したいな、とも思っていますのでよければどうぞ。
「読んでたよ!」でも「読んだことないや!」でもお気軽にいただけると嬉しいな。