表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/12

10.私の男


私の男

桜庭一樹氏著


読んだ事ある方いるかな?世界名作アンド巨匠シリーズから一変、かなりの新風を吹き込めたのでは。


直木賞も取られたし、映画化もされてます。映画でご存知の方も多いのではないでしょうか。


おそらくこれが、私が人生で始めて“ヤンデレ”というものに触れた話です。読んでた当時はヤンデレという言葉はなかったかと思うけど。

終わり方もメリバっちゃメリバかな……いや、薄いハッピーエンドな気もする。


ハッピーエンド好きなので、このまま薄くだらっと暮らしてほしい。婚約者さんのためにも(私はこの婚約者さんがけっこう好きです。幸せにしてくれると思う)。 


そしてこのお話、映画では浅野忠信の演じた父親がとてもいいです。因みにこいつがヤンデレです(ヤンデレだよね?使い方あってるかな)。

退廃的でやたら色気があってカッコいいんだ。さらっと極悪でそこもいい。素晴らしい悪役。

ヒロインも好きだな。強いんですよ。強いヒロインはいいですよね。


内容は人によっては受け付けないかと思います。本の表紙絵通りの暗いものなので、表紙見て「無理そうだな……」と感じるなら、読むのは止めた方がいいかも。


読んだ当初、私は作者の桜庭一樹さんは男性だと思っていて「男性がこの父親を書いたなんてヤバいな、天才か変態だ。いや、きっと変態だ」とドキドキしていたのですが、女性だった。

女性だと知って妙にほっとしました(それでもあの父親を書いたのは凄いと思う)。


この機会に「本当に女性だよね?」と調べるとやっぱり女性だった。そしてライトノベルも書かれていた。なるほど、それでヤンデレメリバなんだと深く納得しました。


実は映画は観てないんです。ヒロイン役の二階堂ふみは文句なしで絶対にいいと思うけれど、父親役はもっと線の細いイメージだったので、浅野忠信は違うな……となってしまった(浅野忠信さん自身はとても好きな俳優さんです)。


父親のイメージを壊したくない、と思うほどに父親はカッコいいです。ムーンの暗いのが読める方は是非。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ