22話
「嘆きの塔…時間かかりすぎちゃったかな」
嘆きの塔は一度きりの攻略のみ。
それに攻略時間をかけ過ぎた。
「攻略組としては少し痛手だよねぇ」
別に攻略組を名乗った覚えはないのだが…
「次どうする?山か海か選べるみたいだけど」
山道を登り下った先にある森林を攻略するルートか海岸へ行き、海を渡るルートか。
結局どちらを先に行っても問題ないのだが…。
「ねぇ、どっちに行く?」
どちらでも構わないのだが…。
「で、どっちいく?」
水着なんてどこに売っていたのだろうか。
―
「海岸…って思ったよりゆっくりできないのね!」
蟹にヤドカリ、貝など食べたら美味しそうなはずのモンスターは異形である。
フレイはダメージが通りにくく、甲羅や殻は硬く状態異常で削るしかない。
ラインを使えばダメージを与えられるが…
「一撃デカすぎ…半分以上持っていかれる…」
基本こういう類のモンスターの攻撃力は低いと思えるのだが…。
「硬い、強いでなかなか…」
1匹倒すのに時間がかかる。そうすると…
「囲まれた…」
四方八方にモンスター。
代償の指輪を使用してラインを進化させる。
ラインズを連続で放つ。
そして幸運にも杖の効果で連続発動する。
掃討したモンスターからたくさんのアイテムが落ちる。
「十発に一回連続発動するくらいかな…」
そう、ラインズでも十発撃たないと敵すら倒せないのである。
「山に行くとどうなるんだろ…」
おそらく、攻撃力が高く、回避性能が高い…などだろうか。
鎧武者ほどじゃないにしろ、流石にモンスターが強く感じてきた。
そろそろ新しいスキルなどを覚えるべきだろうか…。
「あ、なんか建物がある」
彼女は1人、走る。
それを追う。




