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20話
前と後ろから攻める。
後退させないように。
「攻撃させたら負けだから!」
当たらなくてもいい。攻撃する隙を与えない。
いずれ…攻撃できる隙を求めて。
―
魔法を撃つと大きく避ける動作になる。
後退した先に彼女がいる。連撃が掠った。
掠りさえすればこっちのものだ。
出血と麻痺。
行動制限と継続ダメージ。
行動制限は一定確率だが、一定確率さえあれば蓄積されていく。
麻痺の重複。出血の重複。毒の重複。
「最大まで重複したから!これ以上は無理だから!」
フレイ・ラインを使う。
炎傷に感電。
「これなら勝てる!」
微々たるものだが、HPを削る。
それでも動けぬように攻撃を続ける。
―
どれだけ時間が経ったのだろうか。
2人は寝そべる。
「終わった…」
鎧武者は消えていく。
「嘆きの塔攻略―…!」
2人は蹴伸びする。
―
「おかしいなぁ…クリアしたはずだよね…」
階段がある。
宝箱は出現しなかった。
「あれより強いやつ…勝てる気がしないんだけど…」
階段を一段一段登る。
―
「なんだ…ただの宝部屋じゃん…心配して損したー…」
2人は宝部屋に入った。
「なんで落とし穴があるんだよぉ〜!」




