18話
粉塵爆発を利用した攻撃。まともに受ければ大ダメージは逃れないだろう…。
「そう思っていたんだけどね!」
風圧によってかき消される爆風。
傷一つ付いていない鎧。
そして構えられた刀。
「嘘だぁ…」
避ける間もない一閃。
HPが全て削り取られる。
「勝てると思ったんだけどなぁ…」
目の前が真っ赤になる次第に暗くなる。
初めての死亡。
―
再び開いた目には街が見えた。
そして隣に見慣れた彼女が…。
「初めて死んだ」
それは一緒だよ…。
「でもあれってどういうこと?絶対勝てなくない?なんでみんなクリアしてるの?レベルが低いわけじゃないよね?だって二人ともレベル高い方だし?やっぱり手数がないとダメなのかな?あんなの勝てるわけないよね?難易度ハードすぎない?」
と…早口で捲し立てられても困る。
確かに難易度は下の階に比べ別次元の強さだった。
まるでレベルが高いように設定されたような…。
「そういうことか…プレイヤーに合わせて難易度が変わる。それだったら話がわかる…。レベルが低ければ低いほど攻略難易度は低くなる…。そりゃ無理だわぁ…。というか…難易度変わりすぎじゃない?勝てないレベルの難易度はどうかと思うんだけどなぁ」
それはごもっとも。
「あれで打ち止めなのか、それともレベルを上げたらそれに比例して強くなるのか。打ち止めならレベル上げれば勝てるけど、比例して強くなるんだったら一生勝ち目がなさそうなんだけど」
何か方法を考えないと…。
「道具を買うか…どうするか…。ねぇ。どうする?」
ここで考えていても何も進展しない。
まずは道具屋へ向かう。
―
「あ、新しい道具だ」
目ぼしいものを数点買い揃え、再び街を出る。




