15話
「いやー!たのしー!私のスピードについて来られる人っていないからさぁ」
そりゃそうだろう。
スピードにほとんど振り切ったステータスにヘイストがかかっているんだ。並大抵のキャラが追いつけるはず
がない。
目で追うのもやっとだ。
攻撃している姿はほとんど見えることはない。まさに神業と言われるモノだろう。
そしてその軌跡を追い、フレイを放つ。
―
「何だよ、疲れたのか?」
そりゃ…もう途中からフレイを撃ち続けるだけでしたからね。
「ほら、次行こうよ」
手を引かれ階段を登っていく。正直、もう帰りたい。
この塔…何階建だろう…。
―
「ふぅー!たのしー!」
相変わらず疾走している。
今回も100匹くらいだろうか。
「ほらほらもっと飛ばしていくよー!」
レベルが上がり、さらにスピードが上がる。
もっと調子に乗りそうだな…。
と思いつつも、自分もレベルが上がったことに少しだけ歓喜する。
そして新しい魔法を覚えた。
これは使えるかも…。
「お、面白そうじゃん!」
顔に出てしまっていたか…
新しい魔法を唱える。
“ライン”
電気系魔法。近くにいれば敵を伝っていく。集団戦向けの魔法だ。してここは敵が密集している。
一度唱えるだけで全てのモンスターへ攻撃ができる。
そしてこの魔法の追加付与として感電。
さらにラインを放つことで次のラインは倍のダメージを出す。
この一撃で感電は無くなるが…。
「おおー!全部倒したー!」
状態異常低下によるもので感電はさらに威力を増す。
「次行ってみよー!」




