12話
出てくるモンスターは全て最初のモンスターだ。
なんてことはない。今のステータスと支援魔法。それさえあれば何も問題ない。
簡単だ。
速度を早めて、魔法を放つ。
当たったことを確認したら次の標的へ向かう。
30分間ただひたすらに標的に魔法を放ち続ける。
―
ブザー音が鳴る。
終了時間が過ぎたようだ。
目の前にウィンドウが表示される。
どうやら2位とトリプルスコアで勝ったようだ。
体が光に包まれる。
体がどっと疲れる気がした。
ここまで集中力が続いたのは何時ぶりだろうか。もしかしたら初めてだったのかもしれない。
指輪をそっと撫でる。
メッセージが届いた。
―
一時だけゲームの中が荒れた。
チート疑惑だ。
2位の人は530体、そして自分は1934体。
公式側が表明しても意味がなかった。
そして、公式側から映像公開を提示していいかを問われる連絡が来た。
もちろん、承諾をした。
そしてこれが唯一一人の灰色魔導師である栄光となった。
装備も洩れなく公開されてしまったが、指輪については言及されなかった。
自分で見つけるようにとのことが公式からの見解だった。
―
一位の特典として
武器交換券・賞金が貰えた。
武器交換券はそのレベルにあった一番いい武器を選べるようだ。
期限が無いので放置している。
それに本来ではあり得ない情報開示があったため、迷惑料という理由で公式認定プレイヤーという称号を得
た。
ただ、すごく恥ずかしくて称号は隠している。
ただ、指輪があるというだけでバレるのだが。




