プロローグ
(ん……ここはどこでしょう?)
体がまったく動くことができない、声も出せないだが視線だけが動ける。
確認したところ、ここが洞窟でしょうか、正面に続く一本道が出口と思われる。
だってそこから光が入り、遠目で外の木々も見える。
どうして私がこんなところにいるだろう
私は誰だ?名前すら思い出せない。
記憶が霧にかかったのようにモヤっとしてはきりしない、いくら頑張って思い出そうとしても、わけのわからない景色で混乱を招くだけ、記憶の中で自分が他人とおしゃべりをしてたところまでがわかるけど、相手の名前おろか、顔も話してた内容も思い出せない。
次は視線を下に向けると見えたのは人間の体ではなく。
石の台座だった。
思わず大声で悲鳴を出したところ、声が出られなかった。
手足の感覚がないし、動けないということはまさか自分が頭だけの存在になったかと恐怖感を感じてしまった。
自分の体がなくなったショックで暫くの間に思考停止してしまった。
(こ……これは一体どういうことだ……?)
一生懸命に自分の体を確認しようとしたら急に視線が動き出し、おかしなことに頭が動けないままに視線を大きく動くことができて、まるで目玉が飛び出して180度回転して自分を見るような奇妙な体験だった。
そしてその目で見えたのは石の台座に置かれている、虹色に薄っすら輝く小石と横にまるでその小石を説明するような吹き出しの一言。
『ダンジョンコア(Lv.1)』
(どうやら私がそのダンジョンコアだ……)
この事実で今日の二回目思考停止に突入した。
初投稿です。
拙い日本語で執筆しているので、誤字脱字の可能性が十分あります。
もし書き方や表現方にアドバイスのある方にぜひ教えてください。
よろしくお願いします!