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幻影道 第四巻   作者: SAKI
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「Amnesia」

 気付いたら朝になっていた、起きると誰かが寝ていた痕跡を見つけた、恐らく姉さんだろうが言質は取っておこう。


「おはよ〜昨日はごめんね♪」


 キッチンには既に調理された物があり運ぼうとしていた時に呼び止めてしまったらしい。


「昨日?何かあったのか?」


 俺がそう言うと姉さんは見に覚えのない話を説明されるが全く記憶にない、最後に話したのはいつだったのだろうか?


「う〜ん、また忘れちゃってるみたいだからもう一度話すからよく聞いてね?」


 俺は姉さんから作戦についてメモを取りながら会話を進めることにした、どうやら水曜日の夕方に炎星にある機械複製工場の無力化するらしい、メンバーや作戦は俺が決めていいがサクラは死なせるなとのこと。


「他の奴等も死んでもいいのか?まぁ最悪サクラも…」


「家族も守りつつユカリちゃんも守って!」


「無茶言うな、サクラが既に重荷なのに他の奴等の重りなんざごめんだ」


「ユカリちゃんは頑張れる娘なの!だからお願いもきユカリちゃんを連れて行くなら死なせないで」


 これは食い下がらないと納得しない奴だな……


「もし連れて行くならな、一応後は会っておきたい人が居る」


 朝食をいつもより早く終わらせると急いである人物に会うことにした。


「お願いね」


 最後にもう一度釘を刺されたが適当に返事をして家を後にしたが彼女がどんな顔をして訴えているのかが少しだけ気になった。


☆★☆★ 真桜高校前通行路


「あれれ?ローグ君だ?」


 恐らくここを通ると思って先回りして来たが正解のようだな。制服姿のサクラとユウガは二人で投稿してるようだ。


「少し話がある、まだ時間はあるか?」


 俺は最近気になったことがある、それは何故か知らんが魔力マギアの力を感じることだ。この世界に住む住人は魔力を持ってる筈が無いのだがここ最近はずっとそれを感じていて少しだけ調べて見るとその正体に気が付いたのだ。今回こそケリをつけようとしたのだが忘れていた。


「まだ時間あるけどどうしたの?」


 サクラはデバイスを起動し時間を確認すると頷いた。


「ユウガお前もだ」


 俺はついでばかりに言うとユウガは小首を傾げる。


「ん、俺っすかエインデの旦那?」


 寧ろ今回のメインと言っても過言ではない男にサクラは驚き、二人揃って人気の無い場所へと移動することにした。

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