「私の家族」その1
酔い潰れたノアちゃんとプレアちゃんをアスカちゃんと二人で連れて家に帰って来た、プレアちゃんはサナエちゃんに、ノアちゃんは何故か離れてくれなきて仕方無くその日は私のベッドに寝かした。
アスカちゃんも私の家で寝泊まりすることにしたのだが服は全部捨てると断言し着替えはタンスの奥にしまってあるワンピースを着てもらうことにした。明日のことは翌日考えようと私は服も着替えずそのまま二人揃って私のベッドで寝ることになったのだが二人に囲まれて寝ることになるとは………
朝、カーテンから漏れる光が目に当たり目を覚ました。まさか二人して私の腕を抱き抱えながら幸せそうに眠っていた。起きたくても起きれない状況に呻りながらも目を瞑る事にした。早く二人とも起きて……
☆★☆★
私はニンゲンじゃない、だから家族には隠した方が良いのだろうか…まだ決心したとはいえゆいゆいだからこそまだ話すのはもう少し打ち解けられるようにもっと仲良くなろう。そしたら皆の前で思いっきり宥めてもらおう。
そして数時間結局寝てしまいゆいゆいに起こされてしまった………が方法がおかしい。添い寝で抱き締められられて危うく窒息死されるかと思った。絶対ゆいゆいは自分の胸の大きさを分かっていない。
「おはよー♪」
最悪な目覚めなのにこの天使スマイルで脳内が吹き飛んでしまうのはズルいと思う。私は起き上がり腕を伸ばしながら大きな欠伸をしながら挨拶を返した。
「昨日はお疲れ様♪」
労いの言葉を素直に受け取るとゆいゆいは朝ご飯の用意が既に出来ており呼びに来たらしい。今日は確か日曜日、お店自体は休みだからゆっくりしたい気分だと服を着替えようとしたその時、突然ゆいゆいにベッドに押し倒された。
「えっ?」
急な展開に戸惑うとゆいゆいの顔は真剣な表情だった。心臓が一気に高鳴り言葉が出ない。
「ユカリちゃん、昨日の出来事は二人だけの秘密だからね?それに………例えユカリちゃんがクローンだとしても不倫した隠し子だとしてもお姉さんは貴女を愛し続ける。だから辛い事があるならお姉さんを頼って、そしてユカリちゃんを手に入れる」
わ、私を!?つまり………えっ!?
「お姉さんは決めた、必ずユカリちゃんと絶対に結婚する。ハルカには伝えられなかった想いも全部乗せて本気でユカリちゃんに好きになってもらうように誘惑してそれでも駄目なら…“恋”はもう諦める」
唐突過ぎるゆいゆいの告白に私は顔が熱くなる、私に真剣勝負を挑まれてるみたいだ。
「ゆいゆい、お、男の人じゃ駄目な―――― 」
「駄目、ユカリちゃんがいいの。お姉さんを唯一身体目的で好きになってないからね」
そっか……ゆいゆいが出会った人は皆身体目的だったんだ。いくら美人でスタイルが良くてもゆいゆいは本当の愛が無い限りは信用も愛も失ってしまう人なんだろうな。
「だからユカリちゃん、お姉さんに溺れて猛烈アプローチをするからお姉さんの“お嫁さん”になってね?」
ゆいゆいはそう言うと頬を赤らめながら一階に降りていった、私が取り付く島もなくただただ胸が苦しかった。これからは本気でゆいゆいがアプローチを仕掛けて来ることに備えないと、私自身生半端でゆいゆいを好きになる事は許されない。本気の気持で挑まないとゆいゆいの愛に押し潰されてしまうだろうと思いながら私は服を着替えることにした。




