「Fast friendship」その1
☆★☆★ エインデ
ダンテ・アルキデス。元は闇星出身の人間だが訳あって今は炎星の皇帝として座に着いている。初めて会った時は姉さんが両親に騙されて研究員と共に行ってる間に俺は親父辺りの奴に崖から突き落とされてからそこから二人の人間が助けてくれたのが一人はダンテでもう一人が今は亡きベアトリーチェだ。
命の恩人である二人はその後記憶を失った俺と共に戦士として共に生きて来た、だが何歳だった時は忘れたがベアトリーチェが姉さんと同じ手口で誘われたっきり帰って来なかった。俺達は彼女を探すことにしたが見つけた場所は廃棄場だったな。
損傷は激しくまるで食い破られたように背中と腹が空洞になっていて直視できなったかな?俺達は敵討ちの為に探そうとしたがダンテは探そうとしなかった、ベアトリーチェからは【誰が死んでも敵討ちはしないでその死を受け入れて強く生きよう】と笑っていた、そんな優しさが姉さんとの記憶を一部だけ思い出した切っ掛けとなった。まさか見つけた頃には姉さんはもう別人になっていたがな…だから俺はダンテから離れ、姉さんが壊れた原因を排除する為に俺は復讐の騎士団を姉さんと一緒に作ったんだったけな?
「エインデ!こっちだ!」
そして俺達は再会してダンテの誘いに俺達一行は一杯やることにした。
一応サクラ達がいない間俺は単独で俺が闇の魔法で姿を消してる時に偶然見つけた場所が気になってそこへ向かった、まさか地下施設があることは知らなかったが部屋は広くなく何やらデータが入ったパソコンが一台とそこにはあのラヴクラフト本人が焦るようにパソコンを弄っていた。本当なら仕留める前に情報を聞きたがったがラヴクラフトは研究員の中でも計り知れない程の生命体を宿している。戦闘だって奴は生半可な力で捻じ伏せても化け物を生み出し逃げられることも有り得る。つまりは一撃で仕留めればいい、奴が気付く前に一瞬にして背後を取り少しずつ闇の中から牙を向き喉元から下半身まで真っ二つにしてやった。
誰にも気づかれることもなく消えて行ったのさ。
データは俺が回収し、ついでにパソコンもデバイスにあるアイテムBOX欄に入れてラヴクラフトは凍結させた後粉々に砕いて仕事を終えることにした。
これは帰ってからのお楽しみでそれに姉さんにだけ伝えればいいだろう、帰って来た後にはダンテから誘われて今に至る。
「ユイの調子はどうだ?初めて会った日から結構日が経ってるがまだ不安定なのか?」
席に着くなりいきなり姉さんの話題か、最近専ら戦闘以外何もしてないせいで姉さんを野放しにしていたな。だが見る限り精神は安定しているようだ。
「お前が急にユイは姉貴だと言った時は正直びっくりしちまったがよ、付き添いで行ったら全然似てなくてびっくりだぞ」
確かに俺と姉さんは明らかに姉弟とは思えないほど似ていない、双子じゃないとはいえ俺は両親の誰とも似ていないのだからな、まるで“別人”のようだ。
「ふっ、そう言うな。そんなことよりお前がいつの間にか出世したのか……俺とは大分差が付いたな」
「ははは!だが俺は浮浪の旅人だ、仕事なんか殆ど他の奴等に任せてるよ。それなりの対価を支払えば俺だって真面目に働くさ」
いつの間にか伸びた白髪に赤い瞳、服は黒いマントを羽織った異国の制服みたいな服装だがベアトリーチェにこれを見せたら喜ばれるだろうな。
「相変わらず現金な奴だな………」
はにかむ奴に苦笑するとダンテはおおらかに笑って見せた。
「いつの間にか仲間なんか引き連れて歩くなんてお前にも感情があったんだな……ぐす、ぐす」
「俺を無感情人間みたいに言うな、その変な泣き方やめろ」
下手な嘘泣きに呆れるが話すとやはり面白い奴だ。
「そうだ!お前はこれからも炎星の奴等と交流を深めてくれるのか?」
何かを思い出したようにダンテが語り出すから膝を進める。あまり商売は聞かれたくない質なんでな。
「一応はな」
言葉を発するとダンテは丁度良いと何処からかどう見ても地球のアタッシュケースの中身を俺に見せた。
「これは?」
その中身はなんと精巧な義手だった。人の肌色と何ら変わらない物があるとはな。
「一応皇帝なんでこれからもウチを贔屓してくれと言う事だ、そこにいるシスターズの奴にあげてやれよ」
そういうことか、彼女はもうウチの仲間だが腕を失くした奴に打って付けのアイテムだ。
「いくらだ?」
「金なんか取れねーよ♪久し振りの友にそこまで汚く金せびる奴に見えるか?」
本来ならこの義手、五千万ベル (地球だと五十万円)以上の価値にも思えるが恐らくこれはギミックアームの一種で起動すると自分の手のように扱える代物で切り替えであらゆる武装へと変化させる多種多様な武装があるのに関わらずそれをタダとは頭が上がらなくなるぞ………
「貸し借りは無しだぞ?」
「おうよ!」
ダンテとは今後とも友好関係を築けそうだな、俺とダンテは二人で今までの事や現状を語り合いながら酒を飲むこととなった。久し振りに記憶か残りそうだな。




