「Sisters」その3
私は慌ててシスターズの制服を着た女性を探した……だが…人を見つけたが彼女達はそれを見たが何故か他人行儀で踵を返した。誰もアスカちゃんを助けてくれなかった、これはもうこの人達は信用出来無い、一番信用出来る人物を呼ぶしかない。
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「ゆいゆい、どうなってるの?」
ゆいゆいを緊急で呼び出すとゆいゆいはアスカちゃんの身体を触れるなり違和感に気付いた。そして義手を見るなりゆいゆいは気難しい表情する。
「この腕…何年手入れされていないの?」
よく分からないけどゆいゆいによると部品である義手は肉体を通して心臓にまで金属パイプが通っているらしいのだが長年使われているのに一切手入れされていない。更に腕が動く同時に部品が劣化し止めていた金具が外れ心臓にパイプが食い込んで心臓を圧迫しているのだと言う、つまり彼女は……。
「何年も死にかけてる?」
思い当たる言葉を言うとゆいゆいは真剣な表情で首を振った。
「ううん、もう死んでてもおかしくないよ悪運が強いのかたまたまなのかは分からないけどね」
いつになく真剣な表情に私は袖を掴んだ。
「ゆいゆい………アスカちゃん………助けられない?」
その言葉にゆいゆいはふっと笑った。
「簡単よ、その義手共々抜き取ってやれば良いのよ♪」
ゆいゆいは平然とアスカちゃんの義手をへし折り、無理矢理義手ごと引っこ抜いた。血が物凄く流れて後始末は大変だったけど推測通りに肉体に入っていた金属のパイプは錆びれて酷い臭いだった。こんな物を何年も??誰も気にかけてくれなかったのかな?そんなにアスカちゃんのことが嫌いだったの?
「ゆいゆい………」
誰も助けてくれない、誰も気にかけてくれない。誰もアスカちゃんのことなんか………
ゆいゆいは何も言わず彼女の手当をした、回復魔法士って本当に凄いな。
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「うぅ………」
そしてゆいゆいの心臓マッサージと言う名のゆいゆい特製電気ナイフを優しく刺すと一瞬にしてアスカちゃんは意識を取り戻した。
「大丈夫!?」
私はアスカちゃんを強く抱き締めた、身体はとても冷たく本当に生きているのか不安だった。
「あ………うん………ごめんなさい………また私の……………あれ?」
彼女は片腕の義手を見ると言葉を失った、私はゆいゆいの言葉を受けて事情を話した。きっと分かってくれると思っていた………だが義手を失った彼女の事を何も考えられなかった。
「そんな………うそ………何で取っちゃったの??」
壊してしまった義手に彼女は絶句した。
「私の………腕…………何で??何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で!?」
抱き締めた身体を引き剥がし私達に牙を剥いた。眼は鋭くその瞳には雨が溜まっていた。
「君は私の命を取った!!あれが無いと私は“人間”と呼ばれない!!私がどんだけ苦労して生きて侮辱され貶され馬鹿にされて!!シスターズの皆には嗤われた!!皆皆四肢を失ったことが無いから分からないんだ!!家族も失って身寄りも無い私を助けてくるたのはロボットの腕なんだよ!!」
まるで顔面に鬼が貼り付いたように怒り狂った彼女の憎悪は周囲を殺気立たせ彼女の武器なのか巨大な剣を取り出した。だがそれは人を斬り殺す為のものでは無く鉄骨のような何かを砕く用な気がする。自分より大きな武器を片手で持ち上げ私目掛けて振り翳す。
「ユカリちゃん……腕………失ってよ。君なら私の事分かってくれるよね??ユカリちゃん………」
スカートに雨粒が零れ落ちる、私はやるせない気持ちで剣を取り出す事が出来なかった。彼女の事を何も考えていなかった、ごめんなさい。
「ゆいゆい、攻撃しないで」
彼女は本当に腕をへし折ろうとしている、ゆいゆいが剣を作り出し今にも斬りかかろうとするのを止めた。ゆいゆいだったらもう一本切り落としてしまうから。
「いいよ、アスカちゃん。おいで♪」
腕が無くなってもいい、それがアスカちゃんにととって幸せなら私は喜んで失おう。
彼女は躊躇いながらも涙を溢しながら気合一閃、彼女はそれを振りかざした。




