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幻影道 第四巻   作者: SAKI
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「Destroyer」その2

 敵は同時に攻め込みサクラはあたふたしている、取り敢えずスピードを落とすか。


「ほらよ」


 氷で作ったガラスのような鋭利の刃物を数本投げつける、普通に避けられたが予想通り近づくまでの時間が遅くなったな。


「・・・・」


 ギャリスは片方にバタフライナイフにククリに足元に靴に刃物を仕込んでいるのか、片割れは斧槍か。


「うわっ!」

 

 ギャリスが振る速度よりも早く蹴り上げククリを弾く、サクラの方は間一髪避けられたみたいだな。


「ヴェノムショット!」


 ギャリスは弾かれて仰け反るが口から毒液を吐き出した。


「ふん」


 だが弾速が遅いようだ、氷を生やして防ぐ対処でいいだろう、敢えて二重に生やした氷を足で砕き蹴り飛ばす。


「当たるかよ―――― なっ?」


 ブラフに決まってるだろう、本命は俺の片腕だ。


「ギガボルト」


 俺の腕には面白いもんが沢山くっついて入る、主に暗殺用バングルとして扱っている。今回は改造スタンガン、身体に押し込むと高電圧で四本の針が刺さって感電させるのだが試しに人で打ったら即死した実績があるから狂人にも効くのか試して見たかったのが本命だ。


「っしゃあおらぁぁぁ!!」


 相手がタフだったのか肉の焼ける匂いが漂うだけでピンピンしてやがる、バタフライナイフを投げつけられ足元に刺さってしまった。


「うらっ!おらぁ!!」


 アッパーカットに素早いジャブを続けて二発、ボディブローを決められた後にククリで斬りつけようとしてくるもんだから反射的に避けて肘打ちする。


「そこだ!!」


 もう片割れが触手を伸ばし横に振る、ムチより下に身体を低くする。その後サクラが剣を振りかざすが簡単に避けられ殴られた隙を狙って腹部に氷剣を突き刺すことに成功した。


「ローグ君後ろ!!」


 背後からギャリスが襲って来るがラヴクラフトに突き刺して剣が抜けない、面倒だ。


 ククリを捨てフランベルジュに毒魔法が付与された大剣に持ち替えて振りかざす、避けられないと察したが赤黒い液体が剣を吹き飛ばした。


「家族には手を出させない!」


 鼻から血が出ているがいつの間にか呪血が解放されている、裏の方では出せなくて表だと発動出来るのか、はたまた発動する【条件】が存在するのだろうか?


「クソガキがしゃしゃり出るなよなぁ!!」


 ギャリスは大声で叫び拳を突きだすがステップで回避され赤黒く塗られた剣で刺突され怯んでいる。


「そこ!」


 サクラは破竹の如く間合いを詰めるがその距離は敵の拳が届く範囲だった、だがサクラはその拳さえ掻い潜り腕部にあるアンカー発射装置で裏拳をかます。


「ほう」


 サクラは攻撃が当てられたことに喜ぶがギャリスは怒り狂ったように猛攻する。今度は弾丸の如く放つ攻撃でサクラを襲うが瞬時に回避しアンカーで足を掴み顔面から転ばせた。


「練習してきたのか?」


「えへへ、ゆいゆいにこの技やったら全部避けられたけど意外と当てられるもんなんだね!」


 それは相手が化け物だからな、サクラの報告に微笑むがまだ戦いは始まったばかり奴等はまだまだ動けるようで一旦態勢を整えようと距離を取った。


「ローグ君、頑張ろ………うね」


「お前もな」


 サクラの話し方に若干違和感があったがその正体が判明した、奴の喉元に噛まれたような痣が色濃くなっている。あまり時間を掛けると良くない事も分かった。

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