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幻影道 第四巻   作者: SAKI
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「Branching・Noa&Pleiades」その1

 一方その頃、前線へと出向いた二人は大人数相手に勇猛果敢に突き進んでいた、敵を薙ぎ払い、撃ち抜き、敵と敵をぶつけ合い縦横無尽に活路を開く。

だがたった二人の戦場を繰り広げる中体力がノアはどんどん息が荒くなり立ち止まってしまった。


「のあっち!!」


 後ろを見せてしまったノアを守ろうと化け物の熊のような鋭い爪がプレアの肩を直撃する。庇おうとしたがノア達の目の前には大勢の魔法師が詠唱していることに気づくも先に魔法が放たれ二人共々大打撃を食らった。


「ちっ、なんでこんな所に魔法使いが?」


「恐らく雇われ兵でしょう」


「研究員側は莫大な資金でもあんのかなぁ?」


「知りません、取り敢えず今は集中を」


 こんな時でも呑気に話し掛けて来るとは流石プレアさん、今回の相手はロボットではないものの多勢に無勢虱潰しにやってては埒がない、特に目の前にいる生物兵器、見た目はリザードマンなのに腕が四本でそれぞれナイフや縋やら鍬や刺股とバリエーション豊かに武装していますが正直鈍足で行動パターンも単純なので攻略はしやすいですが如何せんタフなのが面倒くさいところ。更に問題なのはその相談相手がプレアさんだと言うこと、ユカリさんは馬鹿ですが聞き入れてくれるのですがプレアさんの場合結局無理矢理パワーで押し切るので話しても変わらないのが二人の唯一の差がある所で他はどっちも馬鹿なので諦めています。


「のあっちなんか打開策無い!?」


「そんなこと言われても!」


 正直言うと今は騒ぎ立てるぐらいしか出来ない状況、ユイさんがいてくれれば万事解決になるけど今頃お仕事頑張ってるのかな?


「取り敢えずローグさん達が戻ってくるまで耐え続けます」


「えぇー!そんなのキツイじゃんか!」


「タフさが売りのプレアさんなら行けます………多分…」


「弱気にならないでよ!!ったく!」


 避け続けるのも悪手、戦い続けるのも悪手と八方塞がりだけど必ず正気は有るはず、今は耐え凌ぐことに専念しましょう。


 彼女達は少しずつ敵を倒しながら二人の帰るのを待つことにした、果たして彼女達は生き残れるのか……戦闘はまだまだ終わらない。

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