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幻影道 第四巻   作者: SAKI
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「Disgust」

 今回の工場はまるで刑務所のような檻で囲まれた場所だ。正面門と裏口の二箇所でのみ侵入可能だ。だが本来研究員以外の人間が門を通ると檻が侵入者を囲い化け物が放出されるらしい。


 なので今回はそれを突破する者をプレア、ノアに任せ騒ぎを起こしてもらい、その間俺は裏から侵入し内部から破壊する。プレアやノアも充分に時間を稼いだらそのまま正面突破し激化する戦場は表沙汰、裏では刻一刻と内部を壊され続けることを知らぬ間に抹殺する。その後は俺達か誰かに再利用させてもらう予定だ。簡潔に纏めるとこんな所だが詳細は二人に資料を渡しておこう。上手く行く完璧な作戦なんざ何処にもない、必ず何処かで異変は起きる。それをどう動かし、機転を利かすのが大事だ。


「本来サクラに手伝いってもらいたいが今は休ませる必要があるな」


「確かにね〜一応誘っとく?」


「話聞いてましたか?ユカリさんは出られないって…」


「でも呼んだら来てくれるよ?使えるモノは使わないと!」


 プレアの意見には賛成だが強引に動かすと返って災いが起きるかもしれない、それに奴の中に眠る人格も出てくると混沌と化す恐れもあるがどうなるかは分からない。


「今回はダメです、もしまた“あっち”のユカリさんが出て来たら計画は一気に崩れ落ちます、それにユカリさんばっかり働かさせるのは可哀想です!」


 確かに今のサクラはストレスが溜まりすぎてたまに裏の顔が出て来る時があったなあれには姉さんも改心したがそれでも人が足りない時があると筆頭看板娘サクラが出陣することになり然程変わらないか。


「そんなこと言って〜本当はゆかりんと一緒がいい癖に〜」


「ぶち殺しますよ?そのサイドテールブチ抜いてあげても良いんですよ?」


「お〜こわ☆のあっちキレると動きが機敏になってアホ力発揮するもんね☆」


「それを言うなら馬鹿力です!!」


 怒号のような叫び声にプレアは煽りに煽ったせいで激怒して普通に仕込みナイフを取り出した所でノアには優しく頭を叩き、プレアに強めにデコピンを食らわせて鎮火させることに成功した。


☆★☆★


「と言うことで以上で終わりだ、他に質問あるか?」


 漸く一段落が着いたところで話を戻すが特に何も無かった為、この作戦で行くこととなる。まぁどうせ予定が狂うことは目に見えているので取り敢えず…


「ノア、今の会話を簡潔にまとめておいてくれないか?」


 ノアに頼むが彼女はびくびくしてまるで拒まれいるようだ。


「へっ、は、ひゃい!!わ、わた………承知ひまし――――― っ〜!!!」


 挙動不審、おどおどしてしまいには舌を噛んで悶絶してとても頼りない少女だが俺以外普段は普通に話しているからやはり嫌われているのだろうか?今度からはもう少し距離を取るか??


「あ〜も〜少しは慣れなよ〜」


「す、ずみまぜん……胸がドキドキししゅぎて噛んじゃいまひた…」


 俺は彼女に嫌われてる、確実、確かに。初めて助けた時も軽く突き飛ばされたし何かの因果関係になっているに違いないな。そんなことを考えながら俺は一足先に帰ることにした。

 

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